「バケットリスト」(The Bucket List)という映画を見たことがありますか。日本語の題名は『最高の人生の見つけ方』と言うそうです。モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンが主演していて2007年(まじですか、もう17年前)の映画で大好きな映画です。バケットとはバケツのことで、スラングで亡くなることを Kick the Bucket(バケツを蹴る)と言う表現から、バケツを蹴る前にしたいことという意味の映画の題名です。

私は昔からやりたいこと(作りたいもの)をリストにして書き出していました。私のバケットリストは、実際に若い頃から書いていたので、時間にはいくらでも余裕があると思っていたので、どれにも手を付けていませんでした。皆さんはどのようなリストを持っていますか。私の場合、やりたいことが1つ1つあるだけではなくて、やりたいことBをするためにはまずAをしなければいけないと言う連鎖的なリストになっています。

最初は「行ってみたいところ」「買ってみたいもの」「やってみたいもの」などの物理的なものが多かったのですが、最近のリストは精神的なものが多くなってきました。また、若い頃のように何かをしたいから練習するという考えも少なくなっているような気がします。例えばゴルフで言えば、もっと飛ばしたい、もっと良いスコアを出したい、色々なコースを回ってみたいという考え方(今もそれは持ち続けています)が、どうすれば体に優しく安定したゴルフができるかとか、いま一番体にあったスイングはどういうものかとか、ショットのときにスーパープレーを求めるのではなく、最も失敗の少ないプレーを考える。言い方を変えれば大人になったのかもしれません。

ゴルフを例に上げましたが、経営でも成功を追求するのではなく(まだ追求はしていますが…)失敗を避ける、安定した経営を目指す傾向が増えているように思います。そういう意味でバケットリストも少しづつ変化が出て来ています。みなさんはどんなバケットリストをお持ちですか。目標を持つことは良いことだと私は昔から思っています。そして実際にやってみて、それによって何が得られるのかを考えてみると苦労も苦労ではなくなります。皆さんのバケットリスト…夢をシェアしてみませんか。

 

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内倉憲一（うちくらけんいち）
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