コマツヨイグサ(小待宵草) アカバナ科(Onagraceae)
学名:Oenothera laciniata
別名: ツキミソウ(月見草)
英名:cutleaf evening primrose
北アメリカ原産の帰化植物で関東地方以西の海岸や河原などに見られる。
花は2~3cm、茎の丈も30cmと小柄。
全体に粗毛があり茎は地面をはうか斜めに立ち、基部からよく分岐する。
中には地表にマット状に広がっているのも見える。高さ20~60cm位。
葉は無柄で互生し縁は不規則な鋸歯か、波状に浅~深裂、と変異が大きい。
花は日中に咲き、直径2~4cmの淡黄色の4弁花を葉腋につける。
しぼむと赤味を帯びる。花の下に長い萼筒がありその下に長い子房がある。
果実はさく果、長さ2~5cm、幅2~4mmの円柱形、先端に4溝がある。
一般的には、花期は7~8月とされるが、11月とは??気候変化故か?
マツヨイグサの小形版とされる小待宵草だが、
マツバボタンのような葉と地面を這う背の低い姿は、別ものではないか?
マツヨイグサの仲間は月見草とか宵待草とも呼ばれ、夕方から早朝に花が開く。
茎は、毛が密生する。根生葉はへら形で葉柄がある。
花の直径3~4cmになるものはオオバナコマツヨイグサと別種に分類、
(var. grandiflora (S.Watson) B.L.Rob.)
茎は地を這うことが少ない。が中間的なものもあり両者を区別しない見解もある。
11月26日誌「真鶴半島三ツ石2014・11・10」