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正月は、駅伝観戦??で始まるのが近年の過ごし方。
元旦のニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝競走大会)は、
日本を代表する長距離選手を見れる年頭の実業団オールスター戦!!
同時に社名宣伝、看板効果も大きい。
続く2・3日には、東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)が開催される。
こちらは、関東ローカルのみの大学で競う大学駅伝、学生組織が主宰している。
駅伝は、日本で生まれた独自の競技方法、ユニークな競技ではないか。
団体競技、襷リレーという「和」的感覚。走者は、重責だが選ばれし戦士。
でも箱根駅伝って毎回と言ってよい程に悲惨なことが起こる。
今年も気温が高めだったためか、脱水症てき症状も見られたが・・・。
その度に、駅伝有害論が出てくるが事象的評論家が好き勝手を言ってほしくない。
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昨年の正月、ブログルで「駅伝」について色々と記した。
拝借画像だが、箱根駅伝の往路5区、青山学院大学の選手の追い抜き場面。
その時の追いつかれた駒沢大学の選手、抜かれただけでは無く、
ゴール間近かで低体温症になりフラフラ朦朧と、それでもゴール出来た。
この駒大の選手《馬場翔太(現4年生)君》あれから1年間、如何に過ごして来たか?
ちょっと気になっていた。大学生という前途ある若者でもある。
更に選手層が厚い駒大だ。埋没してないとよろしいが。。。!気になるところであった。
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今年の箱根駅伝、事前出走一覧に「馬場」の名前がない。補欠登録だ。
厳格な駒大監督の目に止まらなかったか、今年は!?! それとも作戦か??
各大学の選手層は、程々にあつい。本番選手に選ばれるのも大変な事だ。
リベンジの山上りか?と思ったのだが、今年はダメ!!選手層は厚い駒大だから。
ところが、復路の選手変更発表を見て驚いた。8区にエントリーされている。
8区は、復路の重要な区間、そこを任された。実際に観戦に行かねば、と出かけた。
沿道では、一瞬で選手は走り去って行く。テレビ観戦の方が選手の表情はわかる。
だが実観戦の臨場感は、やはりいいですね。。。!馬場君の表情すこぶる良かった。
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競走と言うことからして勝ち負け、代表に選ばれる、等々は致し方無い。
だが駅伝は、「和」団体競技だ。そして学生には、学年ということもある。
駒大の馬場君、4年生で学生最後の駅伝だ。この1年間、苦しんできたことだろう。
過去に色々とアクシデントに見舞われた競技者を傍観してきて思いは複雑だった。
今回の馬場君、快調に走ってる。その姿からは昨年のことは微塵も感じられない。
一駅伝フアンとして、よくぞ復調した、と思わず“馬場君いいぞ”と叫んでいた。
爽やかに観戦出来た。沿道の整理・警備をしている方々のご尽力には頭が下がる。
今年は、勝負どころの遊行寺坂では無く今少し戸塚中継所に近いところで観戦。
観戦場所のすぐ後ろに警備に携わ白バイ隊が待機してるところであった。
そんな光景をながめながら昔を思うと色々と。
古く運営監理車・監督伴走車が自衛隊のジープ・自衛隊員が協力してた時代がある。
我が母校は、久しく箱根駅伝に出ていない。
ライバル??W大としんがりを争っていた^^)懐かしい。防衛大学校もでていた。
今年の箱根駅伝観戦は、昔を思い出させてくれた楽しい観戦だった。
1月10日、産経ウエブサイトの【スポーツCatchUp】を見て感動した(下記全文)。
《葛藤、感謝、使命感…駒大・馬場翔大 山の「失速」から1年、挑んだ最後の箱根駅伝》
1年前の悪夢をぬぐい去ってみせた。1月2、3日に行われた第92回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で、
駒大の馬場翔太(4年)は8区を2位の好走でチームの総合3位に貢献した。
前回は山上りの5区で低体温症に陥って失速。首位に立っていたチームは往路4位、総合2位にとどまり、
一時は陸上競技をやめることまで考えた。「本当に山あり谷あり。すごくいろんなことを学んだ箱根だった」。
特別な思いで臨んだ大学最後の駅伝は、納得のいくレースとなった。「自分らしい走りはできたかなと思う」。
往復217.1キロの終着点となる東京・大手町。
総合3位でゴールした10区の中村佳樹(3年)をチームメートとともに出迎えた馬場は、すがすがしい表情を見せた。
任されたのは終盤に難所の遊行寺坂が控える海沿いの8区(21.4キロ)。補欠からの当日エントリーだったが、
駒大としては予定通りの起用で、馬場は目標タイムを1時間4分50秒に設定していた。
ただアクセルを早く踏み込みすぎて失速した前回の反省と、1月とは思えない気温上昇を考慮し
「遊行寺坂が始まってからが勝負」と冷静に判断。前半はペースを抑え、最終的に1時間5分22秒で走りきった。
区間賞の下田裕太(青学大2年)には1分1秒及ばず、チーム順位も上げられなかったが、
実力者の柳利幸(早大4年)らを抑えて堂々の区間2位。
ふらつきながら懸命に足を運び、ゴール直後に倒れ込んだ前回とは一転、9区の二岡康平(4年)に笑顔でたすきを渡した。
「欲を言えば区間賞を取りたかったし、10区に渡るときに(総合優勝した)青学大の背中が見えるくらいにはしたかった」。
それでも「沿道から『駒沢』だけじゃなく『馬場』って名前も呼んでいただいて。
すごく幸せを感じたし、この1年、支えてくれた方々にお礼を言いたい」と感謝を口にした。
気になることがあった。昨年12月11日の練習公開日、馬場は「5区を走りたい気持ちはある。
ただ、5区でなくてもリベンジはできる」と慎重に言葉を選んでいた。
雪辱に燃える馬場の気持ちをくんだ大八木弘明監督は、走る区間の選択権まで与えていた。
「8区を走ることになった経緯を教えてください」。そう尋ねると、馬場のつぶらな瞳から涙があふれてきた。
「最後の年、もちろん5区を走りたい気持ちはあった。自分にとっては『箱根=5区』」。
2年で初めて走った際には、区間3位の1時間19分54秒をたたき出した実績もある。
だが昨年11月に行われた山道を使っての適性テストで満足な結果が残せず、
大八木監督が与えた2度目のチャンスでも記録は伸びなかった。
「5区を走りたい気持ちと、チームに迷惑をかけちゃいけない気持ちで揺れた。
最後はチームの役に立ちたいと思い、自分から『8区に』と監督に言いにいった。すごくつらい決断だった」。
苦悩と葛藤に直面した日々は、まだ鮮明な記憶として残っていた。一方で馬場はこうも言った。
「8区に回って間違いではなかったと思う。監督、コーチ、メンバー、マネジャー…。
支えてくれたすべての人にありがとうと言いたい」。重い決断を知ったチームメートは彼に寄り添った。
マラソン元日本記録保持者で、今年度からチームに加わったOBの藤田敦史コーチは、
気分転換に8区の下見へと連れ出してくれた。
何より大きな支えになったのが家族の存在だ。3人きょうだいの末っ子。
女手一つで育てあげた母親の文子さんを過去2回の山道では見つけられなかったが、
今回は母親が沿道で掲げた「翔大」の横断幕がはっきりと目に飛び込んできた。
「1人で3人を育てるのがどれだけ大変だったか…。でもほかの子と同じように習い事もさせてくれたし、
何不自由なく生活させてくれた」。
昼間に事務の仕事をこなし、夕食をつくってからパートに出かける母親の姿に「倒れるんじゃないか」
と心配したことも1度や2度ではない。ただ姉を通じて「インターハイとか、大会の応援で、いい観光をさせてもらった」と、
母親が自分の走りを励みにしていたことも聞かされた。
前回の箱根駅伝の翌日には、駒大の最寄り駅で見送った馬場に「諦めずに走り切ったことを誇りに思うよ」
と告げて列車に乗り込む母親の姿があった。心に穴が空いた状態で実家に連れて帰れば、競技から離れてしまうかもしれない-。
地元・岡山にあえて帰省させなかった文子さんの親心を、馬場は少し時間がたってから感じ取った。
同じ22歳の男子大学生の多くがそうであるように、母親に頻繁に電話したりはしない。
それでも感謝の思いを伝えようと、数年前にはAIの名曲「ママヘ」のCDにメッセージを付けて贈ったこともある。
大学卒業後、NTT西日本に入社して競技を続けられることが決まると、
「これから親孝行していけるな」と喜びをかみしめた。
「あきらめない姿勢を後輩に伝えたかった」という最後の箱根駅伝。
子供の頃、テレビで見た箱根のランナーに憧れた記憶から
「今度は自分が小さい子に夢を与える番」という気持ちもあった。
「人生のターニングポイント」。厳しさも喜びも与えてくれた「天下の険」の思い出を胸にしまい、
実業団での新たな陸上競技人生をスタートさせる。(奥村信哉)
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上記の記事を読んでいて、大学、否、学生・生徒競走者の現実が見えてくる。
指導者も選手たちも互いに学び成長するのだと感じ入る。
ただ単に、燃え尽き症候群などと、言ってほしくないほしくないのである。
今は、陸上長距離界の指導者だが、現役時代は、日本期待の星だった瀬古利彦氏。
大学生時代、恩師中村清監督が彼らを激励するのに、母校の校歌を歌って居られた。
テレビ完全生中継などなかったラジオ時代の話だ。
今は、テレビ完全生中継されることが、良くも悪くも選手に影響している。
大会当日・前日の各選手は、すこしばかりの体調不良報告などしないだろう。
心情的には理解できる。全国生中継されるのだから。
しかしながら、駅伝が、日本のマラソン界をダメにした等と暴言を履くのを許せない。
駅伝の効用は、地道だが徐々にでている。東京オリンピックには、センターポールを賑わしてほしい。
「横浜市戸塚区俣野にて」
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