キンミズヒキ(金水引) ;
山岳では、秋の訪れを告げる植物の一つである。湿原の多様性をも感じる。
ご祝儀用の水引とはかなり違う感じ。又、タデ科にも ミズヒキがあったり!?!
キンミズヒキはバラ科キンミズヒキ属の道端や草地に生える。
学名はAgrimonia pilosa Ledeb.以前はvar. japonica、
アジア分布するものを変種だったが、現在では基準種に含めている。
根茎は短く、普通、こぶがあり、多数の側根と1~数個の地下芽をもつ。
茎はまばらに直軟毛と軟毛があるか、又は又はまれに下部にまばらに租毛がある。
葉を等間隔につけ、葉は5〜9個の小葉からなる。
頂小葉は、菱状長楕円形〜菱状倒卵形。
多くは先がとがり、縁にはとがった粗い歯牙のあることが多い。
葉の裏面には全面に多数の白色または帯黄色の腺点がある。
托葉は通常半卵形で、内側へ湾曲し、先がとがり、粗く大きな鋸歯がある。
花は花穂にやや密につく。花は直径8mm前後、花弁は5枚で黄色、長円形。
雄蕊8〜14本。花柱は糸状。柱頭は頭状。果時の花托筒(咢)は倒卵状円錐形。
よく似たヒメキンミズヒキの花弁は細く、雄蕊5〜6本。 小葉が丸みを帯びる。
チョウセンキンミズヒキは、小葉が丸みを帯び、雄蕊が17~24本と多い。
「令和参年(皇紀2681年)7月16日、記」