ヤブツルアズキ(藪蔓小豆);
野・山の草地で普通に見られる花だったが、最近は野生・自生が減っているようだ。
名前の如く草藪に蔓が絡みつき花を付けるが、長く伸び株が何処から生えるのか?
茎や葉・葉柄、花柄に黄褐色の粗い開出毛がある。葉は3小葉からなる。
小葉は長さ3〜10cm、幅2〜8cmの狭卵形〜卵形で先が尖り不規則に浅く3裂、
托葉があり小葉の基部に小托葉がある。花は黄色で長さ1.5〜1.8cm。
花は葉腋につく短い総状花序に固まってつき、花序の節が肥厚する。
花基部に萼に接して2個の小苞があり、小苞はボート形、有毛先尖で萼の長さの約2倍長。
竜骨弁は左に寄り捻じれ左翼弁がその上側に接して包み竜骨弁の突起を右翼弁が覆う。
この花構造は、複雑で詳細を“松江の花図鑑”で勉強しました。参照してください。
アズキ Vigna angularis はヤブツルアズキを品種改良したもの。アズキは蔓にならない。
「令和肆年(皇紀2682年)8月22日、記」