《 雅羅・/・襍録〝扉・花!?!〟❖ ’24-161 ❖ 》

トベラ(扉)     トベラ科... トベラ(扉)     トベラ科(Pittosporaceae)
学名:Pittosporum tobira (Thunb.) W.T.Aiton
別名:トビラノキ(扉の木)、オコウジンギライ(御荒神嫌い)
トベラの実。 《〝御荒神嫌いの... トベラの実。

《〝御荒神嫌いの花!?!〟“泉の森・配水池 ”  6月木花Ⅴ  2024/06/09  》
泉の森・配水池は、引地川源泉池の西側・丘の上にある。
2万トンの飲料水を緊急時に備え地下に貯蔵している所。
大和加圧ポンプ所として神奈川県企業庁水道局が管理。
そんな敷地内にトベラ(扉)が一樹、元気に花を付けている。
本来、自生しているのは海辺のはずなのだが丘陵地帯に??
如何なる経緯でここに生きて花咲かせているか、不可思議だ。
人工的に植栽されたとは、到底おもえない所に今年も花が。
常緑低木の“トベラ”、香りを放って白色の花をみせる。
花色は白から黄色へと変色するとされるが、過程は把握していない。
枝や葉を切ると独特な悪臭を放ち、火にくべるとさらに強くなる。
別名「オコウジンギライ」(御荒神嫌い)といい、
竈で燃やすと「竈の神」(荒神)様が嫌がることから付いた別名。
トベラの名の由来は、この悪臭が鬼を祓うといわれ、
節分にはトベラとヤツデの葉と枝を入口の扉に挟み、鬼を追い祓う。
ことから「扉の木」→トベラとなったと云われている。
広く栽培され、公園や庭によく植栽されている。
葉は互生し、長さ5~10㎝、幅2~3㎝の倒卵形。
葉は革質で光沢があり先がまるく全縁、短い葉柄がある。
葉縁が裏側へ巻き込み中脈が太く葉の中央に白線が入ってる様に見える。
雌雄別株で枝先に集散花序をつけ、直径約2㎝の5弁花を多数つける。
花の香りが良く、花の色は初め白色で、しだいに黄色になる。
雌雄異株、雌株には発達した1本の雌蕊と退化した5本の雄蕊がある。
雄株には発達した5本の雄蕊と退化した1本の雌蕊がある。

「令和陸年(皇紀2684年)6月9日、記」
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