199袋 想定外のおいしさにビビった トップバリュベストプライス・かつお油入り水煮パウチ
Mar
14
こんなツナ缶です
■おねだん
やすい(100円ちょっと)
■魚の種類
カツオ(ライトミート)
■液汁の種類
油入り水煮(超あっさりのオイルタイプ)
■身のほぐし方
細かいほぐし肉
■おすすめの食べ方
そのまま食べても十分おいしい、
価格に見合わないツナパウチ
解説:パウチになったライトフレーク
トップバリュのツナ缶が軒並みベストプライスになったころ(グリーンアイ(No.168)は除く)、突然現れたツナパウチ版のライトフレーク。
きわめてシンプルな原材料構成と、内容量の割に高いタンパク質の多さが特徴だ。
製造所固有記号(Lot No.)に 210925 の記述があり、本品が2021年9月25日につくられた…というのがわかりやすい。2021.9製造。
缶を開けたところ
全量取り出した。出すのは苦労しないと思う。どうしてライトフレーク(缶)とくらべるとボリューム不足が否めない。
食感はカツオの割にやわらかい。そして椅子から転げ落ちそうになった。
生臭くないし、ほかの原材料で味を隠していない。ギトギトしてない。廉価ツナ缶の問題点はすべてクリアしている。
そして個性の面。魚の味がダイレクトに響く中、たしかに「おいしい」のだ。ギフト同梱品シーチキンマイルドの味と比肩しうる……というか、それよりちょっとおいしい。
これよりおいしいカツオというと、6点評価をした「黒潮町缶詰製作所・黒潮オイルのごろっとカツオ(475円・No.85)」か、400円の「焼津の綱本カツオ(No.107)」くらいしか思いつかない。
ツナパウチで並べると、同じ価格帯のシーチキンSmileは余裕で打倒できて、国産普及品のSSK液切りしない~と肩を並べ、国産準高級品のSKOホワイトミートフレークと食べ比べてようやく味の差がわかるような印象だ。
廉価ツナ缶は修羅の道。値段的に無理をしてないツナパウチだとは思っていたが、まさかのTier4の価格帯からTier1上位に匹敵する味とは……
廉価品の中から、(味の意味で)安心して食べられる読者が見つける道しるべとしてツナ缶ブログが役立つことを期待したい。
☆各種評価
・グレード ★★☆☆☆ 1.9
・価格 ★★☆☆☆ 2.0 #105円/袋
・味覚評価 ★★★★★ 4.6 #この値段でこの味はヤバイ
・入手性 ★★★☆☆ 3.5 #イオン、マックスバリュなど
・原産国 タイ
☆スペック
内容量 60g
92kcal/缶 食塩相当量0.4g タンパク質13.0g
原材料 かつお、大豆油、食塩
(大豆油(大豆):遺伝子組換えのものと分けて管理しています)
JAN:4549414212044(単品) 製造固有記号S210925N S60
輸入者 イオントップバリュ株式会社(千葉県千葉市美浜区中瀬1-4) 製品ページ
Tuna canning review No.199
■「ツナ缶スーパーリンク!!」
・(No.119)ライトフレーク(旧パッケージ)
→ベストプライスに改称した、フタの赤いライトフレーク。レビュー当時からベストプライスに変わったほか、原材料の一部がコミットされた。それでも予算と味のバランスが良い、トップバリュの隠れた名作だ。
・(No.63)ライトフレーク(旧旧パッケージ)

→ライトフレークのあゆみ。
・(No.107)いちまる 焼津の綱本カツオ
→本品の4倍高いするかつお油漬缶。さすがにこれと比べたらいちまるのほうがおいしい、ってなるけど。値段差考えよう。
・(No.139)SKOホワイトミートフレーク
→値段高い&ビンナガ油漬が比較対象になる時点で相当な製品だぜ。カツオのおいしさを再発見させてくれたのがTVBPパウチってことだ。