最近のデジカメの上位機は、ローパスフィルター無しの製品が増えてきました。
ローパスフィルターはデジタルカメラ特有のものですが、格子状の撮像子で格子状の被写体を撮った時などに発生するモアレ(干渉縞)という視覚的な縞模様を極力抑えようと必要悪として採用されてきました。
しかし、ローパスフィルターは意図的に画像をぼかしそれをソフトで元に戻していますからローパスフィルターが付いているカメラで撮影した画像はフィルム写真のようにレンズを通過した画像そのままというわけではないのです。
ですからいくらピントを正確に合わせてもパソコンで元画像を見ると何かすっきりしないなとよく思います。
私が持っているデジカメでは唯一RICOH GXR MOUNT A12だけがローパスフィルターレスですが撮像子の解像度は今や多くも無いAPS-Cで1200万画素です。
でも、ローパスフィルター無しのGXR MOUNT A12で撮った写真はたまにはっとする時があります。画像のすっきり感が他社の高級機より良いと感じる時があるからです。
写真ですが、今時の夕方・逆光・手持ちでこれだけ撮れれば満足ってところです。風がありましたのでSSはこれ以上落とせず絞りもオールドレンズなので記録には残っていませんがF5.6以上絞っていたと思います。解像感で定評のあったレンズなので改めて感激しました。
結構奥行きのある被写体ですが綿胞子に満遍なくピントが決まっているのはマクロレンズではなく35mm換算75mmと望遠寄りで被写体との距離が取れたのが良かったと思います。
【撮影データ】
RICOH GXR MOUNT A12 MD ROKKOR 50mm f:1.4
2013/11/09 17:10:38
SS1/80 F?.? ISO200
露出補正 0
夕空の影で暗い遠くの山を背景にひときわ引き立たせた綿胞子。
【撮影データ】
RICOH GXR MOUNT A12 MD ROKKOR 50mm f:1.4
2013/11/09 17:08:21
SS1/80 F?.? ISO200
露出補正 0
KEY=綿胞子、タンポポ、たんぽぽ
- If you are a bloguru member, please login.
Login
- If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account