我が家は築20年余り。その間に大きな補修をすることなく快適に住めています。 ところが何時の頃からか洗面台の排水がすっと抜けなくなりワイヤーの先にブラシが付いたパイプ洗浄道具を使って排水パイプの掃除をするのですが、排水パイプは普通臭気の逆流を防ぐためS字状に曲がっていますが家のTOTO製の排水パイプはS字状の先がまだ配管に差し込む垂直方向の直管の手前で直角に接続されておりその部分は樹脂製の一体構造となっています。 そのためワイヤーのパイプ洗浄具を使っても直角の部分から先にどう押し込んでも洗浄ブラシが通りきらず配管の垂直部分の掃除ができません。 天下のTOTOともあろうメーカーにしてはなんとお粗末な設計かとパイプ掃除をする度に腹が立っていました。 ある時などワイヤー製のパイプブラシを突っ込んで途中までは掃除するのですがパイプ内部に付いたアクが直角部分で詰まってしまい少しは排水できていたものが掃除したためにかえって全く排水できずやむなく配管をはずして大掃除するという大変な作業となることもあったのです。 ここ最近は排水が悪くなると毎年2回くらいは最初から排水パイプをはずして何箇かに分かれるのをバラして洗浄するという風にしてきました。冬の寒い時でもその作業はせざるを得ない時もありました。 パイプ内部にくっついた何かの微生物が完全に掃除できずそれがまた時間とともにパイプ内で増殖しういろ状になってこべり付き勢いよく水を流したくらいでは落ちない状態となったのです。 市販のパイプ洗浄剤も試しましたが全く効果はありませんでした。 そこで今回はダメもとで業務用の強力な洗浄剤を試してみることにしました。 Amazonで調べると何種類かの洗浄剤が検索できますが業務用だけに取り扱いが大層で厄介だったり色々ですがユーザー評価で絶賛されているものが幾つかあったので検討しました。 検討の結果ピーピー何とかという何種類かあるうち最強ではないけど扱いが楽な「ピーピーライト」という洗浄剤を試してみることにしました。 同時にバイオ酵素タイプで時間はかかりますがそこそこの評価があり安全そうな洗浄剤も注文しました。 2種類の洗浄剤が届きそれぞれの扱い方を読みました。最初は時間がかかるけど安全そうなバイオ酵素タイプから使おうと思ったのですがやはり少々扱いが厄介でも勝負の早い方が良いかと結局いきなり「ピーピーライト」を使いました。 「ピーピーライト」は強力ということで手袋とマスクも同梱されています。目の保護道具を使うようにとの一応の説明もありました。 ピーピー何とかの強力バージョンはガスも発生するらしく風通しを良くしてなどもっと厳重な取り扱い注意となっていました。 まぁ、結果的に「ピーピーライト」の方は扱いは大変楽でしたけど。 で、できるだけ洗浄剤の効果が長くなるよう寝る前に「ピーピーライト」を400g流し込み一晩そのままにしました(程度により250gから500gを使うように書かれていました)。 「ピーピーライト」はどろっとした透明な液体です。樹脂容器に1Kg入っています。どれだけ使うか考えましたが最小の250gでは効果が弱いのではないかと考え400gとして1回で駄目なら後300gずつ2回行う予定でした。 あまり効果は期待せず一晩置いて家内にも見てもらおうと一緒に水を流しました。できるだけ水圧をかけて一気にと思ったのでまず洗面台の栓をして一杯水を溜めてから流しました。 最初は思ったほどの流れではありませんでしたが途中から流れが良くなってきました。それまでの排水状態からしたら特にワイヤーブラシで掃除したわけでもなく「ピーピーライト」を流しただけなのにこの効果は結構凄いと思いました。 取り扱い説明には5分以上水を流すようにとのことだったので強力な洗浄剤が綺麗に流れるよう長めに水を流しました。 その後の洗面台の排水の流れは完璧です。今まで年2回はパイプをはずして外へ持ち出し寒い日でも洗浄する時があったのに洗浄剤を流して放置するだけで今まで以上に快適になったのですから。 今までは洗浄しても一週間もすればまた栓の裏や排水パイプの内側に黒っぽいアクみたいなものが付き出したのに、今回は二週間以上経っても栓をはずして見ても金属光沢が綺麗でアクなど見かけられません。 予想外の効果に大いに満足しました。これで今後また排水パイプの流れが悪くなったら「ピーピーライト」さえあれば一発です。 一緒に買ったバイオ酵素タイプも評価は悪くなかったのですが遅効性なので日々のメンテとして適宜使おうと思っています。 尚、私は「ピーピーライト」製造・発売先とは何ら関係はありません。自分が使ってみた素直な感想を記録の意味もあり書き残しただけです。