ハルのブログ

三地山トップアウト。 この三地山はテイクオフから３kmほど南、そしてテイクオフから北へ６kmほどでヘルメット山。その間で僕は遊ぶ。テイクオフから北へ30km弱の六亀（ﾘｭｰｸｴ)まで飛んで行く人もいるけど、その日がそれだけで終わってしまうので、僕は滅多に行かない。（技も無いしね、ヘロ） トップ・ランディング（離陸地点に着陸する事）。テイクオフが離陸希望者で混雑している時は、トップランはしない。 メッチャ広いよ。ストレスなしのランディング場。しかし時たまダスト・デビル（小竜巻）が発生するから注意。

サイチャのテイクオフは土俵状で、傾斜がない。ちょっとしたコツが必要だ。向こうの山は朝日山、その向こうが三角山。ヘルメット山は三角山の陰で見えない、三角山から北北東へ800mにある。 地元パイロットのダー・リャオ（本名Ben Liao)が撮ってくれた僕の離陸。 さあ、空中に出ます、鳥のように飛べるかな？（photo by Dah Liao） photo by Dah Liao photo by Dah Liao 三地山（1050m)トップアウト。 三地山山頂

モワッ～とした空気の中を、太陽が昇って来る。このモワッ～とした空気に居ると、頭の中の全てのネジがゆるみそう。緊張感が欠落します。これがまた気分よし。こんな生き方もあるよな～、と感じます。 このトタン屋根は「屏東夜市」の食堂街です。

街の随所に総裁選挙候補者の顔写真が微笑む。 これは現総裁の民主進歩党・蔡英文（ツァイ・インウェン）。民主進歩党＝台湾独立主義。南部台湾に強い。 こちらが中国国民党の韓国瑜（向かって左の人）（ハン・グォユィ）（現高雄市長）。中国国民党＝大陸中国寄り。北部台湾に強い。

１年前からこの屏東駅舎商店街は開業した。営業店が徐々に増えている。それに合わせて人通りも増えて来た。 「日式」＝日本式、という表現は良く使われている。日式ラーメンはここ屏東でも、爆発的に増えている。 このカレーライス、食べてみたいナ。 １年前から「丸亀うどん」あります！味やサービスシステムは日本と全く同じ。トッピングの天ぷらも同じ。値段は一割方高いかな。 いろいろなラーメン、豚カツ、丼物が並んでいる。・・食べに行った日本人の知人が「もういかない！」って口を尖らせていた。でも僕はまた行く・・僕、食への窓口広目だから。

正月3日目。今日も順調に飛行開始。普段は会うことの無い、古い知人とここ台湾では会える。下の青い機体は30年来の知人「カツオさん」、上の黄色いのはここ台湾だけで10年以上毎年出会う「スギちゃん」だ。 ひとつのサーマル（上昇風）に同心円状に飛ぶ。この状態は本当に楽しい時だ。 僕の上を飛ぶのは「スギちゃん」だ。 高度を稼いだら、次の目的地に向かう。雲底を行く。雲に入らぬように注意しながらネ。アクセルを踏む。 朝日山を経由しなくても、三角山に行けそうだ。ルン。 直線飛行って楽しい。朝日と三角の稜線西側を、アクセルオン！ 三角山上空には、先着の連中が飛んでいる。彼らの動きを参考にしながら飛ぶ。 夕方4時。あ～楽しかった！ルン。「シオジー」も降りて来た。彼も30年近い経験豊かなパイロットだ。

元旦だ、走り出なくっちゃ。今年も山中鹿介さん、よろしく見守って下さいネ。ホテルから薄暗い中を走り出て５分、この道教のお寺へ。 きらびやかな色彩と彫刻の道教寺院内外。 次にお参りした所は、仏教寺。道教と違って、シックです。やっぱり僕はこっちの雰囲気に落ち着きを得る。 手を合わせて・・先ずは自分の生存に感謝のお礼を。次に親族知人の幸せをお願いする。もうこの歳になると自分の事よりも、周囲の幸せを願う。・・・ホント？ こんな像が・・牙が６本も？

16:20　まだ飛んでいられる。けど満足。みんな夕陽の中を降りて来た。こんな日のランディングは、自慢話、失敗話でにぎやかだ。 16:50、ホテルへの帰り道。

テイクオフ真上で800mまで上げたら、朝日山に走る。前を行くのは初級機だ。しかし乗り手が良いのか、安定して進んでいる。僕もアクセル・オン！この3kmの谷渡りは、ドキドキ・ウキウキ・楽しい。 朝日山7合目あたりに到達した。山頂まで上げるには、どの斜面を尾根を使う？頭の使いどころだ。丸囲いには2週間前の競技会で墜落したパラグライダーが置きっぱなし。その操縦者の身体は無傷だったそうな。 強烈なサーマルをヒット！あっと言う間に朝日山トップアウト。次は尾根上を三角山に向かう。 この高さと風なら、三角山には届く。右端のヘルメット山は、今日は行かないと決めた。 三角山・朝日山からテイクオフ前に戻る。向かい風だ。強くアクセル・オン。 テイクオフ前に戻れるのは確実。安心して撮影。 テイクオフ前に戻ったら、次の目的地はこの三地山。三地山に行く前に「Y字」で上げ切らねばならぬ・・後30m欲しい状況。三地山に低く入ると、山頂トップアウトに意外に苦労し時間が掛かる。Y字で三地山山頂同等の高さまで上げてから山頂に移動が定石の様だ。

最近、このスクーター便も見掛けるようになった。 スクーター全盛の台湾では、この手は当然か？