ハルのブログ

時間が無いから、ここアヴィニオンは車窓見物だけ、それも「アヴィニオンの橋」だけを。この町の旧市街地を見事な城壁で囲んでいる。 通行の邪魔にならない路肩に５分だけ停車。 写真を撮ったら、すぐに、アルルへ向かう。 今夜の夕食は、これだけ。皆様、軽めの夕食が良い、って事でホテルから３分の、BARのテラス席へ。厚さ５センチのトマトが入ったキッシュ。それにビール。ルン。

村のランドマーク、要塞。 今時間は15:00過ぎ。昼と夜の境で、夜の客を待っているテラス席。 駐車場前にある、この建物は病院。壁の石組みが、近所の村、ボイに似ている。 ゴルド村が一番格好良く見えるポイントで、自撮り。 そして記念写真。

ゴルドの駐車場・・料金の支払い方がなかなか判らなかった・・途中まで英語指示が出るのだけど・・更に途中からフランス語になっちゃって・・10分くらい料金支払い済み証明書が印字されるまで、炎天下で格闘、ヘロ。画面中央辺りに、赤い村ルシヨンが見える。 ゴルドは、急な丘の斜面に建つ。だから急傾斜の小径が多い。そしてその小径が、また楽しいのだ。一歩一歩、体力温存と村の雰囲気を味わいながら、かみしめて歩く。 村の中心部で見た、写真。なんて言う写真家か見落とした。確かに面白い着想だけど、僕はこれ以上の写真家を知っている・・日本人だよ・・植田正治、僕と同県人鳥取県の写真家。 皆様一様に「暑い！何か飲んでひと息入れようよ～」って事で、要塞の横のテラス席でお休み。風が通って、気持ち、チョウ、いい！ 僕の注文品はこれ。炭酸水とグランキャフェ。炭酸水のペリエを注文したら、おにいさんが「ペリエは無いけど、弊店特製スパークリング水があるよ」って。容器が化粧水みたい、お味？・・特になし、冷たくて美味しかったヨ。

木陰は気持ちイイ。 駐車場脇のゴミ箱。 駐車場に戻って来ました。 ルシヨンからゴルドに向かう木陰で、ピクニックランチ。風が抜ける場所で気持ちイイ。 今日の僕のランチ。 ゴルドに向かう道中の Joucas村。美しい村認定ではないけど、趣のある村だ。周囲は広大なブドウ畑。 次の訪問地、ゴルド（Gordes)が見えて来た。ルシヨンからわずか15kmドライブ。

村の入り口には「フランスの最も美しい村」認定マークが必ず表示されている。 小高い丘に、村は建つ。直射日光は暑い！しかし日陰は快適な気温。 村の頂上に続く道は、この道１本しかない。 村の頂上あたり。 教会の最前列席に、この猫君、陣取っていた。 教会に掛かっていた油絵画。僕はこの手の絵画に興味を引かれないが、この絵には「イイは！」って感じた。キリスト誕生の場面だ。 ここの土地は赤い。その材料を使うせいか、建物の全てが赤い。遠くから村を眺めても、赤いから直ぐに「ルシヨン」だ、って判る。結婚２年目の花ちゃん夫妻。とても仲が良い。 土産物屋には、プロバンス物が並ぶ。

カヴァイロンを経由してゴルドに向かうと、ゴルド手前5kmの所に、ご覧の石垣が現れる。 D２号線から外れて、細い道を「この道でイイのかな？」と思いながら5kmほど行くと。管理事務所に到着。 北極のイヌイットのイグルーを思わせる、石積みの居住地帯を見て廻る。17～19世紀に掛けて使われた。 中は涼しく、快適。 中は天井が高い。煮炊きをする為のかまどもあるし、煙穴も開けてある。 僕も写る。 子供の訪問者が、この建物を描いた。立派に描くネ。 暑い、汗が出る。この建物は、近所の地域にもない。この辺り狭い地域だけに有ったようだ。

ゴッホは「アルルの病院の庭」をここで描いた。 その雰囲気は今も現存する。 僕らは、ここに併設されたクレープ屋で夕食。静かできれいで、ゴッホがイーデルを立てたであろう場所で、ゆったりと夕食。 頂いたのはガレット。そば粉で作るクレープ風。中身は色々・・僕のはハム+キノコ+エーメンタールチーズ＝9ユーロ＝1,100円。ボリュームたっぷり。

レビュブリック広場に面したサン・トロフィーム教会。教会は日曜日のミサの最中だった。その横の回廊に入ってみた。・・・素晴らしい！ １２～１４世紀に作られた。 何だろう・・この儀式は・・・地下から出て来たヨ。 この回廊の地下から列をなし、歌を歌いながら出て来たこの行列、列の後方には、一般市民も混じっている。なかなか厳かな感じの儀式だ。 円形闘技場近所の二ツ星ホテル裏庭で「お茶タイム」テーブル横にこの大きな樹。

朝走りで、巡る場所、順序を概ね決めてある。ホテル近所にあった、観光案内所で「アルルカード」の様な、観光施設10カ所共通入場券を16ユーロ（2,000円）で購入済み。先ずはホテルからゆっくり徒歩で15分、古代劇場。紀元前１世紀のもの。ここに１万人の観客を収容したとサ。現代も劇が行われている。一部の座席は修復されるず、古代がむき出しの席も有った。そこに座り、2000年の時を想像する。 朝の9時半。どうも僕らが最初の入場者の様だった。 古代劇場の外壁で、このおばちゃまが、ギターでシャンソンを歌っていた。聞き惚れた！籠に５ユーロを入れて、しばし聴き入った。ゆったりとした余裕の声量で歌う彼女、そしてギターもイイ。左足にはリズムを取りながらのタンバリン。その横にテリア犬の「テキーラ」がいる。今歌っている曲は「パダン・パダン」と「ドミノ」。こうゆう街道歌手、イイな！って思ったら、ちゅうちょなく立ち止まって聞かないと、後悔をする。 円形闘技場。11時。団体客の姿が見られる様になった。アジア人の団体はいない。 階段状の観客席下は、通路。 紀元90年に建てられた円形闘技場。今でも夏場は、闘牛が行われるらしい。かつてはここで闘技、すなわち人間同士の死闘が行われ、それを21000人の観客がそれを楽しんだって、事？なんとまあ、人間は・・・ 補修が施され、美しさを保っている。ここ円形闘技場は、アルル観光の目玉のひとつ。古代劇場の隣に建つ。いずれも小高い丘の上に。

南仏に来ると、建物の色が同じになる。あれ何ていう色？乳白色？それが朝日を浴びる。 色の変化を見ているだけでも、イイ気分。時間という物は、酷なものでも有るが、豊かな気持ちにもさせてくれるネ。 朝日が登って来た。 旧市街地南東角、ムルグの塔。 東の端にあった、奇妙な建物・・・なんだ？