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猫の揺りかご Blog

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許せないのは、愛がないから。書けないのは、愛が溢れてしまうから?

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レンアイ漫画家第9話。

個人的な経験とも重なって、
めっちゃ泣いた。

可憐さんの「漫画家にとって、作品は子どもみたいなものなのよ」ってセリフ。

私も似たようなセリフをいただいたことがある。

私が初めて、とある広報物の制作を
担当することになった時。

右も左もわからなくて、
先輩に頼りまくりながらも、

ヘロヘロになりながらも、
なんとか完成したその作品。

てんやわんやで、
パイロット版が納品になっても、

すぐには手に取ることができなかった。

そんな時に、先輩からその作品を
手渡されて言われた。

「ほら、あなたの子どもなんだよ」って。
だからちゃんと見てあげてって。
真っ先にあなたが手に取らなきゃって。

その時のことを思い出して泣いた。

さらには、別のもっとページ数の多い冊子を

完成させたときのこと。

評判は上々で、
その割に発行部数が少なくて、

予算の関係上、
増刷もなかなかできなくて、

出し渋りをせざるをえない状況だった時。

不意にとある部署から情報提供を受けた。

あの冊子がネットオークションに
掲載されているよ、と。

無料配布の、いわば「フリーペーパー」なのに、
ネットオークションで売値がついている。

必要な場所に必要な量を供給できない状況なのに、
「溢れたもの」がネットオークションで売り出されている。

関係者に事情を説明し、
「本当に必要な人にしか渡さないでください」とお願いをした。

聞くところによると、
情報提供してくれた部署では、

前々から一人で何部ももらっていく人が
複数いたため、

簡単には手に取れない場所に移動させた他、
一人一部までと制限をかけてくれていたらしい。

大切にしてくれるのであれば、
本当に必要なのであれば、

何部でもお渡ししたい。

けれど、それができずに、
歯がゆい思いをしているところに、

ダフ屋のごとき所業が堂々と行われているのを
目にした時の気持ちといったら……。

やるせなくてたまらないですよ。

それだけじゃない。
その冊子の改訂版を発行した時。

初版とは表紙の写真を変えたんだけど、
変えた表紙も好評で。

とある業者から言われた。

「あの写真を使わせてほしい」と。
無料で融通してほしいと。

こちらが難色を示しても、
「そこをなんとか」と押しが強い。

終いには、「それくらいいいじゃないですか」と、
まるで快諾しないこちらが悪いかのような物言い。

表紙は、まさにその作品の「顔」です。
その「顔」を決めるのに、

どれだけ苦労したと思っているの!?

そんなことも知らず、
露ほどもおもんぱかろうとせず、

いとも簡単にかすめ取ろうとする、
その精神が信じられない。

もともと、売り物ではない、
フリーペーパーだし、

委託元の担当者である自分が、
受託業者からの許可さえ取れば、

全く不可能というわけではない事案。

だけど、私にはそれはできなかった。
どうしてもしたくなかった。

それはもはや、
担当者としての意地だったのだと思う。

自分が、自分たちが、
苦労して作り上げた作品に対する誇り。

それを、踏みにじられている気がしたから。
だから、絶対に許せなかった。

もう、そういうあれやこれやが、
「レンアイ漫画家」第9話を見て溢れてきた。

そういう、「仕事観」というか、「作品観」というかを
しっかり凝縮させた上で、

ラブコメ要素も十分堪能できる、
素敵な第9話でした。

ラストでほっこりしたと思ったら、
10話はまたもや波乱の予感。

刈部さんとアイコさんの「キュン」を堪能できるかと思ったら、
またもやアイコさんが「私のせいだ……」になっちゃうのね(ノд-。)

それも、ネット予告見たら、
9話の比じゃないじゃない。

どうなるの、これ~~~~!!??






#ドラマ #レビュー #動画探索 #雑記

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