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猫の揺りかご Blog

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視線の先に見えるもの~ファーストペンギン第4話~

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仕事をする上で、
すごく重要なことが描かれていた気がする。

現場の漁師にとっては、
獲った魚を市場に卸して終わり。

その先どうなるかがわかっていない。
だから、その先の対応がトンチンカンになる。

これ、どんな組織でも、
どんな場面でも言えることだ。

目の前の仕事に精一杯で、
この業務の展望が見えずにいた私と、

私がどんな経緯で前の配属先を異動になり、
何を理想とし、何に失望し、何を目指していたのか、

皆目見当のつかない元上司のトンチンカンな会話だってそう。

「普通はこうだろ!」って言われたって、
全くの畑違いから来た私には、普通が何かがわからない。

「これは普通じゃないんだから、
ここまでしなきゃいけないだろ!」って言われたって、

「普通がわからないのに、そんなんわかるかぁ~!!!」って思ったし、

逆に彼には、私が見ているものがわからない。

「先が見えない」って、上方下方、中枢末端、
どっちのベクトルに対しても言えることだね。

中枢の人間には現場が見えないし、
現場の人間には中枢が見えない。

その先がどうなっているかわからないから、
互いにトンチンカンな対応になる。

同じ現場でも、相対する対象が違えば見えるものも違ってくるし。

前の上司はよく「なんでなんだ!?」と言ってたけど、
そんなの簡単だった。

私と彼では、見え方が違うから。
見てきたものが違うから。

自分の尺度に当てはめて考えたって、
わかるわけがない。

それなのに、あくまでも自分の尺度で見ようとするから、
いろんなことがおかしかった。

これはきっと、今後、部署を異動しても一緒だ。
自分が上に立つ立場になっても一緒だ。

見えていないから、想像できていないから。

いかに可視化するのか、共通認識を持つのか、
どんな風に先を見据えて動くのか。

すごく重要なことが描かれていた気がする。


#ドラマ #レビュー #雑記

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