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不安で焦って、どうしようもなくて、消えてしまいたくて。
そんな時に聞いたからか。
脳天ぶち抜かれたかのような衝撃を覚えました(笑)
シングルverは、躍動感溢れる力強い曲調、
アルバムverは、胸に染み込んでいくようなバラード。
過激な言葉が並んでいるだけに見えるのに、
こんなにも胸に突き上げてくるのはなぜだろう…。
アニメ見てマジ泣きした…。
嫉妬や葛藤の末に。神の一手に続く道を、ヒカルとその他大勢の棋士に託した佐為。
その一方で。
佐為を捜して捜して捜し回って。
佐為が消えた理由を、自分のせいだと己を責めて。
碁を打つことさえ、打ちたいと願うことさえ、罪だと己を戒めて。
けれど。
そんなところにいたんだ…。
ヒカルの中にいる、というのは察しがついていたのですが。
そればっかりに気を囚われていて。
「そこ」に気づかなかった。感動です。
朝日放送開局50周年記念企画として2006年に放送された、
三浦綾子さん原作、石原さとみちゃん主演のドラマです。
凍っては溶けて、溶けては凍る。
氷点と融点はおんなじ温度。
愛と憎しみも、同じかもしれない。
ふと、そんなことを思った。
ふたりの母親が思いをぶつけ合うシーンと
流氷が燃えるシーンが印象的。
元ちとせの歌う主題歌、六花譚も大好き。
この作品に溢れる“想い”に涙しました。
決してハードボイルドではなく、単なる悲劇でもなく。
じんわりと心に染み入るような、
あたたかくも切ないハートフル・シネマ。
是非、多くの人に見てもらいたい作品です。
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