どこを眠っていたのだろう
きのうの混沌が
透明な袋におさまっている
失礼
小用
赤いビニールのスリッパ
素足の熱
どうしてもすごせないと思った夜を
とおりぬけてしまった
(なにしよう)
紐をひっぱるとじぶんが戻ってくる
欠伸をする 目尻がぬれる
しろっぽけた光のなかで
瞳がとまる 胸が鳴る
自律している優等生の生真面目に拍手
よどみない心 用意されて
一日分 きめられた熱量
それも レバーのような堆積に交替したら
またわたしは発光しだすのだろう
なくなりかける不安に
せめて実のあるかたちにしてしまいたいと
夜を光りだす
できれば もうすこし
うつくしい排泄をしてみたいものです
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