面白い記事がある。 岐阜県恵那市にある上矢作風力発電所は、「想定より風が弱かったため」計画量のおよそ4割しか発電できず、毎年5000万円の赤字になっている。 1年間で1800万kwを発電する計画だったが、実際には年間約760万kwなのだという。 http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3006462131.html この風力発電所は、ドイツ エネルコン社製600kW/h 6基と800KW/h 7基の合計13基、合計出力9,200kW/h 年間の定格発電能力:8060万KW 1800万kwを想定していたという事は、稼働率22%になる。 これは、一般的に言われる風力発電所の採算ラインと一致する。 この数値の一致は、計画時点での「22%への数字合わせが」行われ、建設計画が進められたことが疑われる。 全国にある風力発電施設の実際の稼働率は、10%台。 採算ラインに乗るものはわずかだ。 「計画量のおよそ4割しか発電できず」というが、全国の実績を考慮すると、一般的な実績よりも少し悪い程度ではないだろうか? むしろ、「想定より風が弱かったため」というように想定そのものが現実的ではないことが問題だ。 上矢作風力発電所の総事業費25億円、そのうち補助金は6億円。 これまでの風力発電は建設することがビジネスであり、その後の事はだれも責任を取らない仕組みになっているのだ。 これは、詐欺行為だと言えないのだろうか? さて、風力発電・太陽光発電には、根本的に大きな問題がある。 風力発電は風が吹けば発電し、太陽光は日差があたれば発電する。 これは、電力の需要予測とは全く関係なく、必要な時に必要な電力を得られるものではない。 それは、常にバックアップの体制が必要という事になり、火力発電を止める事は出来ない。 計画性のない電力エネルギーは、CO2を削減しないのだ。 もちろん、解決方法が無いわけではないが、自然エネルギー利用は、現状では大きな問題を抱えていることを理解してもらいたい。 ここで、提案です。 社長仲間が集まり、経営者としての綿密な収益試算をもとに、風力発電設備をを建設し「年間収益+100円を目指す」計画をやってみませんか? もちろん知恵も資金もコネクションも、全てのものが必要になりますが、まともにやればプラス収支になることを世の中に示すのはどうでしょうか? まず、これができなければ自然エネルギー利用なんて「夢のまた夢」なんですから!
Posted at 2012-02-16 18:51
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Posted at 2012-02-17 09:46
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Posted at 2012-02-17 00:45
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Posted at 2012-02-17 09:48
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