この夏、2030年の原発依存度をどのようにするかといういわゆる「国民的議論」のなかでは、「ゼロシナリオ」「15 シナリオ」「 20-25 シナリオ」が用意された。 実はこのシナリオの中の原子力のコストには、今後行われる賠償コストや、追加安全対策費、事故リスクへの積み立て、増加する政策経費は含まれていない。 つまり、原子力が圧倒的に有利な数字が示されたにもかかわらず、国民の過半数がゼロシナリオを支持した。 それに対して民主党は、「2030年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入する」事を目標とした提言をまとめた。 2030年がいきなり2039年に変化した。 そして、原発ゼロ稼働は、「原発ゼロを可能とするように努力はするが、もし原発ゼロが可能だとしても、止めるとは言っていない」に変化した。 筋が通るどころか、ふにゃふにゃである。 民主党は2009年に国民の期待を集め、308議席を獲得した党である。 与党になるといったい何がおこって、こんなにふにゃふにゃになるのか? 昨日、民主党 森山浩之衆議院議員と、自民党 竹本直一衆議院議員に、与党になった瞬間に何が起きるのかを聞いてみた。 http://www.ustream.tv/recorded/25313453 1時間13分あたりから、僕が質問しています。