ソフトウェアは、完成したされた時点では完璧ではない。 いくらテストを重ねても、潜在的な間違いが後から表面化するケースは必ずある。 また、1つのソフトウェアが単独で活躍することは無く、ハードウェアやOS、データベース、通信など、多くの環境と絡み合いながら、設計された目的を果たすものだ。 ソフトウェアは、それらの動作環境に変化が生じると修正を余儀なくされる。 また、当初は予想しきれなかったイレギュラーな使われ方をした場合や、予想しきれない脆弱性が発見された場合、もちろん対策が必要だ。 日本国憲法もまた、ある時期において作成された一つのソフトウェアである。 環境が変化することによって、当初予想しえない新しい問題が発生しているし、潜在的な矛盾や脆弱性も見つかっている。 バージョンアップしないソフトウェアはどうなるのか? 矛盾点に向かって不用意な操作を行えば、システムの動きがフリーズするだろう。 脆弱性に対して悪意の攻撃が始まれば、システム内に収まる重要なデータを守る事は出来ないだろう。 日本国憲法は聖書やコーランのような不変の宗教書ではない。 国政により国民が福利を享受するためには、環境に応じて常にバージョンアップし続ける必要がある。 現在の日本国憲法は、放置され脆弱性が露わになった、それでも重要なソフトウェアなのである。 アップデートパックは、まだか?
Posted at 2014-03-04 20:21
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Posted at 2014-03-05 05:37
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Posted at 2014-05-14 17:10
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