サバニレース当日。 朝3時に目が覚めた。 南の風6〜7メートル。 絶好のコンディションだ。 スタートは午前8時。 「出発地点から100度の角度で走り、次は53度、次は110度・・・。 9時の予想地点の潮は1.3ノット、10時の予想地点の潮は・・・。 選手交替のタイミングは・・・。」 真っ暗な海に向かい、風位を感じながら、何度も何度も、いや何十回も、頭の中で戦いをシミュレーションする。 どうしても抜きたい艇がある。 少なくとも、一泡吹かせたい。 急造のオンボロチームと、新米スッキパーの僕がどこまでやれるのか。 今は、持てる力の100%を発揮できるように集中するだけだ。 気が付いたら、空が明るくなり始めていた。
Posted at 2006-07-04 22:52
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Posted at 2006-07-05 11:43
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