AIと共に生きる選択
May
31
AIが実用化されてたこの数ヶ月、AIとの会話時間は増える一方だ。
すでに僕の仕事の3割~4割は、AIのサポートを受けている。
NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは、AIの登場により、コンピュータに話しかけるだけで誰もがプログラマーになれると指摘、「デジタルデバイド(情報格差)」が解消されたとの見方を示した。」
まあ、切り取られた報道だろうから、これが真意かどうかはわからないが、僕の見解は違う。
僕がAIを使用しているのは、僕がIT業界にいるからではない。プログラム開発が誰にでもできるからと言って、プログラム開発が必要だと感じない人には、何のメリットもないわけで、むしろ変化の本流はそこではない。
今やAIを操るすべての人が、クリエーターであり、小説家であり、専門分野の知識を有するのと同様となった。
デジタルデバイドが解消されるとは思わない。
現に、この数ヶ月で格差は天文学的に増大した。
プロンプトを使えない人は、AIの間違い探しをして喜ぶが、多くは与えるプロンプト(要するに表現力・文章力)に問題がある。
使う側が、対象となるAIの特性を見抜けば、人は自身の能力をはるかに超えた存在になることができる。
この先の人類は、AIの活用に無頓着な既存の人間(ホモサピエンス)と、AIを活用し人間の能力をはるかに超えた新人類(ホモデウス)に大きく分類されていくのではないだろうか?
これは、サルとヒトが分かれた時と同じ、人類の進化の過程だと考えられる。
当然ながら次の世界を支配するのは、ホモデウスだ。