麻生君はHEROになれたのだろうか? 温暖化ガス削減の中期目標は、「14%減」で最終調整されているようだ。 1997年12月に京都で開催された「気候変動枠組条約第3回締結国会議(COP3)」で、ホスト国である日本へは、CO2などの温暖化ガスを1990年を基準に6%削減することを義務付けられた。 しかし、現状でも9%の増加。 削減どころではない。 「省エネ技術の日本」などと思い込んではいるが、実は日本はこの分野に出遅れている。 実行力がないのだ。 僕は麻生総理が発表する数値に失望した。 そもそも14%という数値も、基準を2005年に変更することによって掲げられた数字遊びでしかない。 2012年までにやろうとしていたこと(1990年基準-6%)を、ほとんど2020年に先送りにしただけなのだ。 (1990年基準-6% ≒ 2005年基準-14%) また、数値の根拠も地球環境を考慮したものではなく、経団連や経済産業省(いわゆる反対派)との調整の結果、可能な数値を掲げた。 「本当はやりたくないんだが、多少やらないとしかたない。」 そんな声が聞こえてきそうな数字なのだ。 温暖化対策を進めるのならば、地球環境に対する必要性を熱く語り、明確な方針を表明し、企業や国民への協力を求ればいい。 やりたくないのなら、明確な意思と論理をもって「やらない!」と言えばいい。 それが、リーダーの仕事だ。 エコポイントで今より大型のテレビに買い換えさせて、高速道路1000円にしているようでは、2020年に先送りした目標も達成することはない。 →結局、1%おまけして、15%で落ち着いたようだ。 さあ、1%の差でHEROになったか?
Posted at 2009-06-09 19:55
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Posted at 2009-06-09 20:24
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Posted at 2009-06-11 16:27
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