7er 〜巨象〜
Nov
5
サスペンションを強化したE65型に、特注の軽量マグネシウム・ホイールをぶち込み、尼崎から高松までの通勤車にしていた。
最新のメカ、斬新なシステム、生意気な面構え。
あのマシンは、当時の僕をよく表現していたものだと思う。
しかし、ここ何日か足にしているF01型の7シリーズは、巨象のように鈍重だ。
パワーはあるけれど、ドライビングがワクワクしない。
全てが「おっさん用」に作られている。
さて、ここしばらくRVブームが続いた世間ではあるけれど、僕はセダンとクーペで流れに逆らい続けてきた。
人生には遊びがほしい。
多数派を嫌う奴がいても面白いはずだ。
これから僕が注目しているのは、ステーションワゴン。
ボルボやステージアの昔、そんな時代に流行り、今は全く人気のないジャンル。
あえてこれに着手したい。
今僕が作ってみたいのは、スポーツクーペをカモにする、人生最速のステーションワゴンだ。