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posted 2012-11-27 03:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
十分に読み応えのある、骨太の警察小説でした。 <K・S・P>とは、歌舞伎町特別分署の略称で、著者の想像した架空の警察部署です。 犯罪の多い地域として、主人公の刑事<沖幹二郎>以下3名の部下でもって歌舞伎町界隈を取り締まるのですが、近隣各署と縄張りが違いますし、同じ署内でも捜査一課とは反目しあっていま...
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posted 2012-11-24 03:19
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
スポーツ紙の元記者として、プロ野球などに精通しているだけに、野球賭博が主題のスポーツ小説かと思いながら読み始めました。 主人公<浪岡龍一>は、少年時代から名の売れたピッチャーで、甲子園の出場を経て、プロ野球チーム「スターズ」のエースとなります。 東京オリンピックを境に、高度成長してゆく時代を背景に暴...
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posted 2012-11-20 03:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
江戸・本所深川で立て続けに起こった三件の縊り事件は、みな共通の手口に見え、主人公である同心<柊夢之助>は犯人と思える男<勝蔵>に、幼馴染である仲間の同心<尾形兵庫>との協力で辿り着きます。 が、<勝蔵>はみずから自身番に名乗り出てきます。 妙にすがすがしい顔色の<勝蔵>を見て、何か裏がありそうだと感...
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posted 2012-11-17 03:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
今回の『ピンクの雨』(2009年12月刊行)は、阪神・淡路大震災から復興をとげた、12年後の神戸の街を舞台に描かれています。 震災で家を失い母を亡くした6歳の<神崎真子>は、叔母に連れられイギリスに移住しますが、叔母の夫によって性的虐待を受け家を飛び出し施設で育ちます。 震災の時に父親は別の家庭で生...
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posted 2012-11-14 03:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公の<麻之助>は、江戸の神田で8つの支配町をもつ古名主、<高橋宗右衛門>の22歳になる跡取り息子です。 若い頃は親も自慢の才気あふれる若者でしたが、16歳を境に突然お気楽な極楽とんぼの生活が始まりました。 同じ古名主の跡取り息子でもあり幼馴染の<八木清十郎>や、今は同心見習いをしている<相馬吉五...
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posted 2012-11-13 13:00
日々是勉学
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らっち
ペースが落ちてきた 2012年10月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:1902ページ ナイス数:43ナイス IMA(イマ) Vol.1 2012年8月29日発売創刊号の感想 自分を「芸術好きおじさん」と勘違いするために覧た。トーマス・デマンドの作品に一目惚れ。菊地成孔のエッセーも...
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posted 2012-11-11 03:19
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
歴史と文化のある古都「京都」ですが、世界的な観光都市でもある反面、利権とお金のからむ裏社会が存在しているのも事実です。 ルポルタージュとして、各章の書かれた年代は1990年代前半からですが、当時は事件を聞いても関係なく見過ごしていました。 京都政財界の黒幕<山段芳春>、暴力団・会津小鉄会<高山登久太...
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posted 2012-11-08 03:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
女刑事<八神瑛子>を主人公にした 『アウトバーン』 では、女刑事らしからぬ小気味のよい行動で楽しませてくれた、深町秋生の『ダブル』です。 今回は「クールジュピター(CJ)」というドラッグを不法に売りさばく組織の殺し屋として働いていた<刈田>は、弟が組織の掟を破り(CJ)を愛用しているのを知り、元恋人...
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posted 2012-11-05 03:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
日本の国会運営も、解散がらみの足の引っ張り合いばかりで呆れてしまいますが、またこの議員たちを選んだのも国民の責任でもあります。 今回取り上げました高嶋哲夫の『衆愚の果て』は、国家全体のことよりも、「落選すればただのひと」のパロディー本として、痛快に楽しく読み終えれました。 主人公の<大場大志>は、高...
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posted 2012-11-03 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書は7話の短篇から構成されている、江戸時代を舞台にした時代小説です。 タイトルの『あんちゃん』は、最終編として組まれていました。 「明治は遠くなりにけり」といわれますが、それ以前の庶民の暮らしぶりは、人情と義理が基本にありますので、読んでいて安心感があります。 機会化された現代生活も文明の面から見...