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posted 2012-05-27 03:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
一冊の書物を手にするには、偶然という場合も多々あります。 著者には悪いのですが、この一冊もそうでした。 わたしの早とちりで、ソフトバンクの<孫正義>氏の分析本かと思い手にしたのですが、なんと「孫(まご)」に関する内容でした。 これも何かの縁かなと、読んでみました。 著者は、ニホンザルやアイアをはじめ...
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posted 2012-05-24 04:57
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ファルコン
作品自体は1959年に発行された警察(推理)小説ですが、<幻の傑作、新訳決定版>ということで読んでみました。 ストックフォード警察署長の<フェローズ>を主人公に、3人ほどの部下を引き連れて難事件を解決する、シリーズの第一作目です。 不動産会社が、金庫の現金は盗まれずに、賃貸契約書のファイルだけが盗難...
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posted 2012-05-22 04:19
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ファルコン
14歳の少女<桂真紀>を主人公に、23歳になるまでの10年間を、丁寧に描いた8章からなる小説です。 少女から大人の入り口に差しかかるまでの出来事が、友達関係、親子関係、思いを寄せる男性関係の中で、これといった結末もなくなだらかに語られてゆきます。 「グラデーション」は、色彩の濃淡の変化、物事の段階的...
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posted 2012-05-20 04:05
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ファルコン
大手広告会社を60歳で定年退職した大谷威一郎の家庭を中心に、その家庭内の夫婦関係、長男と長女二人の子供たちとの親子関係を、淡々と積み重ねていく表現で構成されています。 威一郎の妻は、専業主婦であるが故、毎日会社の仕事や接待で遅くなる主人とは裏腹に、昼間は自由な生活を満喫していました。 家庭内のことは...
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posted 2012-05-18 04:38
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ファルコン
久々に「エンターティメント」な小説を読んだという、感動の一冊でした。 鉄道オタクまではいきませんが、鉄道好き、機械好きな方には、たまらない小説だと思います。 私鉄「神奈川電鉄」(通商「神電」)の車両検査部門を舞台に、下請け業者の「エース工業」の社長たちを通して、車両整備に誇りと夢をかける男たちの人間...
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posted 2012-05-16 04:29
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ファルコン
『季節風』というタイトルで、<冬・春・夏・秋>と四部作が出ていました。 どれも12の短篇が収められています。一番新しい『季節風 秋』を読んでみました。 以前に著者の自叙伝的な 『鉄のライオン』 を読みましたが、いい味わいの短篇集だったので、今回も期待しながら読んでみました。 親子関係、夫婦関係、幼馴...
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posted 2012-05-14 04:02
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ファルコン
メディチ家の地下礼拝堂に眠る54の遺体を調査中に、コジモ・デ・メディチと思われし遺体から、小さな石板状の物体が発見されます。 一人その物体を調べていた古病理学者<イーディー>の叔父が発見当日に何者かに殺されてしまうところから物語は始まります。 遺体の調査のメンバーでもある<イーディー>は、携帯電話に...
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posted 2012-05-12 04:29
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ファルコン
著者の探偵ものとして、今までに「鈴切信吾」・「的矢健太郎」・「相良治郎」を主人公にした作品がありますが、この「竹花」だけには、下の名前がつていていません。 61歳の探偵・竹花、著者と同じ年齢設定で各所に育った時代背景の言葉が出てきますので、著者の分身として楽しみながら執筆されたのがうかがえます。 登...
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posted 2012-05-10 04:19
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ファルコン
江戸川乱歩賞、直木三十五賞を受賞している作家ですので、名前ぐらいは知っていました。 人気作家らしく、新作が出ると新聞の広告欄によく名前を眺めておりましたが、読んでみたい作家ではありませんでした。 先月、米ミステリー界の最高峰である「エドガー賞」の最優秀長編部門に、同氏の『容疑者Xの献身』が受賞は逃し...
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posted 2012-05-06 03:05
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ファルコン
自らが弁護士であり、またミシシッピー州の下院議員を務めたことのある著者の法廷小説は、処女作『評決のとき』(1989年)以来、好んで読んでいます。 日本の裁判制度とは違い「陪審員制度」の米国ですが、評決に至るまでの面白さは、著者ならずとも楽しめる作品はたくさんあります。 『謀略法廷』は、化学工場が垂れ...