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posted 2024-06-14 04:25
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者<朝井まかて>は、シーボルトを描いた『先生のお庭番』や植木屋稼業の『ちゃんちゃら』など植物好きとして《植物系小説》として読み始めましたが、小気味よい文体で読みやすく、江戸時代の介護問題を扱った『銀の猫』、江戸随一の遊郭・吉原を舞台とした『落花狼藉』 など、史実に沿った歴史的な主題作品を読み継いで...
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posted 2024-05-29 04:05
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ファルコン
弁護士がらみの作品が多い著者<小杉健治>の「鶴見弁護士」シリーズ15作目としての本書『最愛』は、文庫本書下ろしとして2024年4月25日に発売されています。 「鶴見弁護士」は、司法修習同期生の「的場成美」から強盗殺人容疑の「栗林優太」の弁護について相談を受けます。 容疑者「栗林」は、闇バイト...
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posted 2024-05-24 03:45
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ファルコン
本書『法外捜査』は、文庫書下ろしとして、2024年4月13日に発売されています。 元警察庁キャリアの「来栖修」は、設立した組織「秀和」の所長として、表向きはコンサルタント会社ですが、裏では政官財の不祥事の後始末を請け負い、違法行為で解決していきます。 9月のある日、新宿駅東口で爆破事件が発生...
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posted 2024-05-21 04:05
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ファルコン
30年以上に亘って埼玉県と千葉県を跨いで繰り返されてきた少女誘拐・殺害事件なのに、全てが未解決という事件の真相を求めて、東日新聞の新鋭「古山」とベテラン「松島」、二人の新聞記者は取材を続けていきます。 だがその最中、当時の捜査担当だった警察署長が、メモを残して自ら命を絶ってしまいます。 背後に蠢...
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posted 2024-05-17 04:05
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ファルコン
<堂場瞬一>の著作は、大きく分けて、〈スポーツ関連〉・<刑事関連>、そして前職の新聞社を舞台にした〈記者関連〉に分けられると思いますが、本書『沈黙の終わり』は、新聞記者を主人公に据えています。単行本として、2021年4月に刊行、2024年4月18日に文庫本として発売されています。 千葉県野田市の...
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posted 2024-05-10 04:05
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ファルコン
著者<西山ガラシャ>は、2015年『公方様のお通り抜け』で第7回日経小説大賞を受賞し作家デビューしています。本書『おから猫』は、『小説日本博物館事始め』(日本経済新聞出版社)に次ぐ、3冊目として,2024年3月25日に『小説すばる』に掲載されました6篇の文庫本オリジナルとして発売されています。 ...
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posted 2024-04-30 05:05
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ファルコン
著者<石田夏穂>(1991年埼玉県出身)の『我が友、スミス』は、2021年・第45回すばる文学賞佳作となり、デビュー作品です。同作は第166回芥川龍之介賞候補にもなりました。 スポーツジムにて筋トレに励む29歳の会社員「U野」は、Gジムで自己流のトレーニングを1年ばかりしていたところ、別ジムを設...
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posted 2024-04-26 04:05
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ファルコン
<石持浅海>による「殺し屋」シリーズ第3弾『弾女と男、そして殺し屋』が、2024年3月10日に文庫本書下ろしとして発売されています。本書には短編4作に加えて、表題作でシリーズ初の中編『女と男、そして殺し屋』の5作品が収録されています。 本書の主人公は、普段は経営コンサルタントとして働く「富澤允」...
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posted 2024-04-22 05:05
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ファルコン
『白鳥とコウモリ(上)』では、時効が成立した殺人事件の真犯人であり、今回の白石弁護士殺人事件の犯人であると自首してきた「倉木達郎」を巡る事件の概要が描かれ、自供内容が父らしくないと疑問を感じた息子の「和真」と、「倉木達郎」の供述による殺人の動機が、殺された弁護士の言動には納得できない娘の「美令」が、...
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posted 2024-04-19 03:25
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ファルコン
本書『白鳥とコウモリ』は、2021年4月に刊行され、文庫本として2024年4月6日に(上・下)2分冊として発売されています。 2017年、東京竹芝の河川敷で善良な弁護士「白石健介」の刺殺体が発見されます。 本庁捜査一課の刑事「五代努」は、所轄若手の「中町」巡査と組み捜査を始めます。自首してきた「...