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posted 2023-06-10 05:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
『小説推理』に掲載されました4篇と書下ろし1篇を加えた短編小説集として、2023年5月13日に文庫本として発売されています。 面白そうなタイトルで、著者<柴田哲孝>の作品は、『中国毒』を面白く読み終えていますので、手にしてみました。 主人公は、「殺し屋商会 復讐代行相談所」を名乗る「水島亜沙美」と、...
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posted 2023-06-06 04:05
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ファルコン
(34)『MRエムアール(上)』に続く『MRエムアール(下)』です。 追いつめられた天保薬品酒井営業所長の「紀尾中」とその部下たちは、韓国に出向きライバル社タウロス・ジャパンの新薬「グリンガ」への反転攻勢のため死力を尽くします。 ようやくガイドラインの行方に決着が見えたころ、かねてより「紀尾中」が大...
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posted 2023-06-03 03:25
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ファルコン
医者で作家は数多くいますが、<久坂部羊>もデビュー作品『廃用身』・神戸を舞台とした『無痛』で強烈な印象を持った作家のひとりで、『嗤う名医』以来久しぶりに手にした本書『MRエムアール(上・下)』は、2021年4月に単行本が刊行され、2023年4月10日に文庫本2冊として発売されています。 上巻の書き出...
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posted 2023-05-30 04:05
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ファルコン
<朝井まかて>の『輪舞曲(ロンド)』は、2020年4月17日に単行本が刊行され、2023年4月1日に文庫本が発売されています。シーボルトを描いた『先生のお庭番』や植木屋稼業の『ちゃんちゃら』など植物好きとして《植物系小説》として読み始めましたが、小気味よい文体で読みやすく、江戸時代の介護問題を扱った...
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posted 2023-05-27 04:05
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ファルコン
単行本としては2020年11月に刊行、文庫本として2023年3月5日に発売されています、<青山美智子>の『お探し物は図書室まで』の文庫本の帯には「2021年本屋大賞第2位!」の文字、タイトルに「図書室」とくれば、気になる一冊として手に取りました。 それぞれ独立した5つの短篇が収められています。最後は...
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posted 2023-05-11 04:05
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ファルコン
本書『クスノキの番人』は、著者<東野圭吾>の作家生活35周年でかつ書下ろしという注目の作品として、2020年3月17日に単行本が刊行されていますが、2023年4月15日に文庫本が発売されています。 幼いころに母を亡くし、祖母に育てられた「直井玲斗」は、早く独立すべく機械工場に就職しますが、不当な理由...
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posted 2023-05-06 04:05
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ファルコン
<美原さつき>の『禁断領域イックンジュッキの棲む森』は、第21回「このミステリーがすごい!」大賞・文庫グランプリ受賞作で、2023年3月21日に文庫本として発売されています。 大学院で霊長類学を研究する大学院生「父堂季華」が所属する霊長類研究室に、米国企業「ゴールドフロンティア」から密林のコンゴでの...
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posted 2023-04-29 03:05
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ファルコン
「アンティーク」としての本当の意味での「古物」に関しての内容を求めていますと期待外れになると思いますが、<柴田よしき>ファンならば、著者お得意のSFとミステリがミックスされた作品として、楽しめる内容だと思います。 2016年12月に単行本が刊行され、2023年3月10日に文庫本(1122円)として発...
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posted 2023-04-08 03:05
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ファルコン
定年まであと10年、驚異の記憶力に優れ、行く先々で事件を呼ぶとも言われるベテラン刑事「岩倉剛」を主人公とする<堂場瞬一>の「ラストライン」シリーズですが、『悪の包囲』(ラストライン5)に次ぐ6冊目が本書『灰色の階段』(ラストライン0)で、2023年3月10日に文庫本として発売されています。 シリーズ...
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posted 2023-04-01 04:05
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ファルコン
奇妙なタイトルに惹かれて手にしたのは、<白井智之>の『名探偵のはらわた』です。 2020年8月に単行本が刊行され、2023年3月1日に文庫本が発売されています。「はらわた」は、おぞましい臓物などの意味ではありませんでした。 本書の主人公は、浦野探偵事務所のアルバイト「原田亘」こと「はらわた」です。本...