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posted 2023-01-18 03:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書『罪の轍』は、2019年8月に単行本が刊行され、2022年12月1日に文庫本が発行されていますが、文庫本とはいえ、総ページ数835ページという文庫本2冊分の厚みがある価格1210円という一冊ですが、十分に楽しめた刑事事件物でした。 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年の北海道〜東京です。冒頭...
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posted 2023-01-07 03:05
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ファルコン
昨年読みました<乃南アサ>の新潮文庫『美麗島紀行 つながる台湾』の続編〈台湾を舞台としては、文春文庫・『六月の雪』があります〉になります『美麗島プリズム紀行 きらめく台湾』は、2020年11月(集英社)より刊行され、2022年12月1日新潮文庫として発売されています。 近くて遠い、台湾の本当の姿を求...
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posted 2022-12-24 04:05
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ファルコン
気に入っておりました<松嶋智左>の「女副署長」シリーズが、3作目の『女副署長 祭礼』で突然終わり、ガッカリしていました。 これからは、『開署準備室 巡査長・野路明良』シリーズが始まるのかなとみていましたら、本書『バタフライ・エフェクト~T県警警務部事件簿』が、2022年11月9日に文庫本書下ろしで発...
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posted 2022-12-20 03:05
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ファルコン
本書『シーソーモンスター』は、2019年4月に単行本として刊行され、2022年10月25日に文庫本が発売されています。 表題作以外に『スピンモンスター』の中編2篇が収められ、〈螺旋プロジェクト〉として「共通ルールを決めて原始から未来までの歴史物語を書く」というもので、<伊坂幸太郎>の呼びかけに8人の...
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posted 2022-12-17 03:05
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<日明恩>の文庫本としての前作『やがて警官は微睡る〈新装版〉』が、日本版『ダイハード』的で面白く読めましたので、2022年10月16日発売のシリーズ4作目の本書『ゆえに警官は見護る』に続きました。 『やがて警官は微睡る〈新装版〉』では、場面展開も早く、落ち着きどころを先読みしながらテンポよく読めまし...
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posted 2022-12-06 03:25
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ファルコン
本書『背中の蜘蛛』は、2019年10月20日双葉社より刊行され、第162回・直木賞の候補作品になり、2022年10月16日、文庫本として発売されています。 <誉田哲也>の作品では、『ストロベリーナイト』をはじめとする〈姫川玲子〉シリーズが、<竹内結子>主演で連続ドラマ化、映画化『ストロベリーナイト』...
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posted 2022-12-03 03:05
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本書『駅の名は夜明け 軌道春秋Ⅱ』は、短編集『ふるさと銀河線 軌道春秋』の続編として、9篇の短編集が収められ、2022年10月16日に文庫本として発売されています。 今回も、ほっこりとする群像劇の『ミニシアター』を含み、思わず涙する感動の、夫婦・親子の家族ドラマ9編が収められています。 ◆『トラムに...
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posted 2022-11-29 04:25
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6人のホームレスを誘拐したという犯人が、身代金を請求した新聞社は支払いを拒否すると、一人の切断された〈生首〉が渋谷駅前に置かれているのが発見されます。 SNSを使った「誘拐サイト」はイタズラではないことが分かり、警察は本腰を入れて捜査に乗り出しますが、犯人像は浮かび上がりません。その後も続けて、大手...
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posted 2022-11-26 03:05
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<百田尚樹>が「ミステリー」を書いたという帯の文言で手にしました『野良犬の値段』ですが、2020年12月に刊行され、2022年5月15日に文庫化に当たり(上・下)2分冊で発売されています。 突如ネット上に「誘拐サイト」が現れます。誘拐されたのは、身寄りのない6人のみすぼらしいホームレスでした。 定食...
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posted 2022-11-23 03:05
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ファルコン
<吉永南央>の「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズも第1巻の『萩を揺らす雨』に始まり、本書『月夜の羊』でシリーズ9巻目になりました。2021年10月8日に単行本が刊行され、2022年10月10日に文庫本が発売されています。 コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営む「杉浦草」は、秋のある日、道端で「たすけて」...