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posted 2022-09-20 04:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
表題からミステリーなのかなと手にしました<川上弘美>の『ぼくの死体をよろしくたのむ』は、2017年(平成29年)3月に単行本が刊行され、2022年(令和4年)9月1日に文庫本が発売されています。全18篇の独立した短編が収められていますが、一部つながる物語が意外な展開で楽しめました。どの短編も、タイト...
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posted 2022-09-17 04:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<朝井まかて>の『落花狼藉』を読み、江戸時代の遊郭「吉原」が舞台ということで<高田郁>の『みおつくし料理長』の主人公「みお」と幼馴染の「あさひ太夫」の感動的な幕引きを思い出し、そういえば『花だより』以後の作品を読んでいないことに気が付き、手にしたのが本書『ふるさと銀河線 軌道春秋』です。文庫オリジナ...
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posted 2022-09-13 04:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者<朝井まかて>は、デビュー作『実さえ花さえ、この葉さえ/(改題):花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』(2008年)をはじめ、シーボルトを描いた『先生のお庭番』や植木屋稼業の『ちゃんちゃら』など植物好きとして《植物系小説》として読み始めましたが、小気味よい文体で読みやすく、近作では江戸時代の介護問題を扱...
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posted 2022-09-03 04:05
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ファルコン
著者<織守きょうや>は元女性弁護士で、<木村&高塚弁護士>が登場した連作小説集『黒野葉月は鳥籠で眠らない』につらなる、長編小説が本書『301号室の聖者』で、2016年3月に単行本が刊行、2022年8月7日に文庫本が発売されています。 新米弁護士の「木村龍一」は、所属する事務所の顧問先「笹川総...
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posted 2022-08-30 05:05
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ファルコン
巻かれていた帯に「10周年記念」とありましたので、この「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズも『珈琲店タレーランの事件簿』(2012年8月4日発行)が発売されてから10年が過ぎたようです。 前作の『珈琲店タレーランの事件簿7』は、全7話の短編集でしたが、2022年8月18日に文庫書下ろしとして発売され...
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posted 2022-08-27 05:05
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ファルコン
2019年2月、<有川浩>から読み方は同じ<有川ひろ>に筆名を変えられた最初の作品『イマジン?』(2020年1月・幻冬舎)がようやく文庫本として2022年8月5日に発売されています。 有川ファンとして498ページ、ワクワクしながら一気読みできる内容の面白さでした。 主人公「良井(いい)良助」は、大分...
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posted 2022-08-20 04:05
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ファルコン
刑事小説好きとして、タイトルに惹かれて手にしました『死神さん 嫌われる刑事』は、文庫本書下ろしとして2022年7月10日に発売されています。 本書には、無罪判決の出た事件の再捜査を専門とし、相棒となった警察官の未来を奪うというところから「死神さん」と呼ばれている警部補「儀藤堅忍」を主人公とする4篇が...
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posted 2022-08-16 04:05
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ファルコン
<鳴神響一>の『神奈川県警「ヲタク担当」細川春奈』シリーズとして第1作『神奈川県警「ヲタク担当」細川春奈』・第2作『神奈川県警「ヲタク担当」細川春奈2湯煙の蹉跌』に続く第3作目『神奈川県警「ヲタク担当」細川春奈3夕映えの殺意』として、2022年7月10日に文庫本書下ろしとして発売されています。 28...
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posted 2022-08-13 04:05
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ファルコン
多くの楽しみなシリーズを持つ<今野敏>ですが、この「警視庁京後半係・樋口顕」もそのひとつです。本書『焦眉』は、2020年4月16日にシリーズ6冊目として単行本が刊行されており、文庫本として2022年7月10日に発売されています。今年3月16日にシリーズ7冊目の『無明』が刊行されていますので、文庫本発...
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posted 2022-08-09 04:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<佐藤青南>行動心理捜査官「楯岡絵麻シリーズ」として第1作の『サイレント・ヴォイス 』(2012年11月 宝島社文庫)から第8作の『ツインソウル』 (2020年3月 宝島社文庫)を読み進めていますが、新シリーズとして『連弾』(2021年7月 中公文庫)に続く刑事「音喜多弦」と「鳴海桜子」のコンビが再...