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posted 2018-12-24 04:34
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<姫川玲子>シリーズとして 『ストロベリーナイト』 で始まり 『インデックス』 まで7巻を読み続けていますが、本書は第8巻目になります。 物語の冒頭から、昭島市で起きた一家4人を惨殺する悲惨な場面描写から物語は始まります。28年経ったその後、世田谷区祖師谷で母子三人殺害事件が発生、その被害者の一人が...
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posted 2018-12-21 04:31
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ファルコン
<桜木柴乃>の(68) 『霧(ウラル)』 、<佐々木譲>の(69) 『砂の街路樹』 はともに北海道出身の作家ということで北海道の都市を舞台にしていますが、偶然にも本書も北海道を舞台にして物語が展開しますが、著者は、兵庫県明石市の出身です。 仕事中の夫<三上孝一>を家に残し山菜の娘<留美>と公園で遊ん...
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posted 2018-12-17 04:37
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ファルコン
主人公<岩崎俊也>は、20年前の12歳の時に、突然父親<裕二>が姿を消し、北海道の「郡布」(架空の北海道の地方都市)の運河で酒に酔って転落死した過去を持っています。 同じ地にある法科大学の同窓である母もなくなり49日を済ませた<俊也>は、なぜ父が母に断わりもなく「郡布」に出向いたのかを知るために、北...
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posted 2018-12-14 04:33
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ファルコン
北海道江別市在住の作家らしく、『風葬』 では釧路と根室、『砂上』 では江別市、本書の物語の舞台となるのは、根室の漁港です。 主人公は<河乃辺珠生>、地元の顔役的な存在「河乃辺水産」の次女ですが15歳で家を飛び出し、20歳という年齢ながら料亭「喜楽楼」の芸者として座敷に出ています。彼女はここで<相羽重...
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posted 2018-12-09 04:35
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ファルコン
(上巻)は こちら。 精神科医<ラグーゼ>は、<音奴>を、自分が下宿している家主が営んでいる食堂に勤めさせることにより、心を開くようになっていきます。どうやら万博への芸人一座の一人としてパリを訪れ、金銭に困った座長に売り飛ばされた屋敷から逃げ出してきた境遇が判明します。 連続失踪事件を追うパリ警視庁...
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posted 2018-12-06 04:35
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ファルコン
著者の作品は、『エンブリオ』 や 『インターセックス』 など、医者らしく医学界を舞台とした作品が好きで、時代小説としての 『天に星』・『地に花』 も秀逸でした。 本書は、著者の専門分野である35歳の精神科医<ジュリアン・ラゼーグ>を主人公に据え、1900年に開催されたパリ万博を舞台としています。 警...
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posted 2018-12-01 03:32
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ファルコン
本書は文庫本で解説を含め658ページあり、並の文庫本2~3冊分の分量がありますので、読書の冊数を増やすには不向きだと思い、2011年11月に文庫化されていますが未読のままでしたが、現在日曜劇場(TBS)として著者の『下町ロケット』が放送されていますので、手にしてみました。 中堅ゼネコンの「一松組」に...
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posted 2018-11-27 04:37
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ファルコン
前作 『ティファニーで昼食を』 に次ぐ「ランチ刑事の事件簿」シリーズの第2作目が本書です。 室田署の地下食堂「ティファニー」には、「絶対味覚」を持つ天才シェフ<古着屋護>が作り出すランチメニューで大盛況になっています。警視庁一のグルメ刑事の<國吉まどか>は相方の<高橋竜太郎>とのコンビで、<古...
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posted 2018-11-25 04:32
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ファルコン
本書は<東野圭吾>が作家活動30周年、80作品目という節目の小説であり、2018年5月4日<三池崇史>監督で封切された映画の原作本でもありますので、期待して読みましたが、も一つでした。道理で映画がヒット作品との話題も耳にしないわけです。 映像プロデューサーの<水城義郎>が、妻と訪れた赤熊温泉で硫化水...
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posted 2018-11-18 04:38
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ファルコン
本書は、2015年上半期の直木賞受賞作品です。選考委員の<北方謙三>氏に「二十年に一度の傑作」と言わしめた作品で、読み終わり、ミステリーでもあり、青春小説でもあり、歴史小説ともいえる重厚な構成に圧倒され、評価に納得できる内容でした。 台湾で1975年、<蒋介石>が亡くなった翌月に、17歳の主人公<葉...