-
posted 2019-01-10 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
第10回の本屋大賞を受賞したベストセラー小説で、2016年に 「永遠の0」 (2013年)と同じ<山崎貴>監督により映画化され、出光興産産創業者の<出光佐三>をモデルとした主人公・国岡鐡造の一生と、出光興産をモデルにした国岡商店が大企業にまで成長する過程が描かれているという内容は知り得ていましたが、...
-
posted 2019-01-02 04:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
昨年<本庶佑>氏が<ジェイムズ・P・アリソン>氏とノーベル生理学・医学賞を共同受賞したのは、記憶に新しいところですが、本書は同じく筋肉の運動に関してノーベル生理学・医学賞を受賞したイギリスの医師<アーサー・ヒル>にまつわるミステリーとして描かれています。 同じ筋肉の運動に関する研究を進めていた恩師<...
-
posted 2018-12-27 04:37
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
46歳の誕生日に、夫<浩光>と長男<健太>とレストランに自ら運転手となり食事に出かけた主婦<朋美>は、自分を軽んじる身勝手な家族の会話にキレ、夫の愛車「ティアナ」で家を飛び出してしまいます。 行く当てのない<朋美>は。車に積んでいた夫のゴルフセットを売りとばし東京からの逃避行の軍資金とします。 夫と...
-
posted 2018-12-24 04:34
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
<姫川玲子>シリーズとして 『ストロベリーナイト』 で始まり 『インデックス』 まで7巻を読み続けていますが、本書は第8巻目になります。 物語の冒頭から、昭島市で起きた一家4人を惨殺する悲惨な場面描写から物語は始まります。28年経ったその後、世田谷区祖師谷で母子三人殺害事件が発生、その被害者の一人が...
-
posted 2018-12-21 04:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
<桜木柴乃>の(68) 『霧(ウラル)』 、<佐々木譲>の(69) 『砂の街路樹』 はともに北海道出身の作家ということで北海道の都市を舞台にしていますが、偶然にも本書も北海道を舞台にして物語が展開しますが、著者は、兵庫県明石市の出身です。 仕事中の夫<三上孝一>を家に残し山菜の娘<留美>と公園で遊ん...
-
posted 2018-12-17 04:37
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
主人公<岩崎俊也>は、20年前の12歳の時に、突然父親<裕二>が姿を消し、北海道の「郡布」(架空の北海道の地方都市)の運河で酒に酔って転落死した過去を持っています。 同じ地にある法科大学の同窓である母もなくなり49日を済ませた<俊也>は、なぜ父が母に断わりもなく「郡布」に出向いたのかを知るために、北...
-
posted 2018-12-14 04:33
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
北海道江別市在住の作家らしく、『風葬』 では釧路と根室、『砂上』 では江別市、本書の物語の舞台となるのは、根室の漁港です。 主人公は<河乃辺珠生>、地元の顔役的な存在「河乃辺水産」の次女ですが15歳で家を飛び出し、20歳という年齢ながら料亭「喜楽楼」の芸者として座敷に出ています。彼女はここで<相羽重...
-
posted 2018-12-09 04:35
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
(上巻)は こちら。 精神科医<ラグーゼ>は、<音奴>を、自分が下宿している家主が営んでいる食堂に勤めさせることにより、心を開くようになっていきます。どうやら万博への芸人一座の一人としてパリを訪れ、金銭に困った座長に売り飛ばされた屋敷から逃げ出してきた境遇が判明します。 連続失踪事件を追うパリ警視庁...
-
posted 2018-12-06 04:35
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
著者の作品は、『エンブリオ』 や 『インターセックス』 など、医者らしく医学界を舞台とした作品が好きで、時代小説としての 『天に星』・『地に花』 も秀逸でした。 本書は、著者の専門分野である35歳の精神科医<ジュリアン・ラゼーグ>を主人公に据え、1900年に開催されたパリ万博を舞台としています。 警...
-
posted 2018-12-01 03:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
本書は文庫本で解説を含め658ページあり、並の文庫本2~3冊分の分量がありますので、読書の冊数を増やすには不向きだと思い、2011年11月に文庫化されていますが未読のままでしたが、現在日曜劇場(TBS)として著者の『下町ロケット』が放送されていますので、手にしてみました。 中堅ゼネコンの「一松組」に...