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posted 2018-10-06 02:53
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ベランダの椅子に座り込むと 猫のハナとユメが黒目を大きくして 手すりに上がり通りを見ている タイヤの擦る音は 波のように打ち寄せては返す街の海 風は風鈴をやさしく鳴らし コーヒーの程よい苦味に いつかのどこかの憧れを夢みている 大波のトラックが過ぎてゆく 小波の乗用車は追いかける 私は揺れない船の上...
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posted 2018-10-05 05:48
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
終わってしまった夏から 澄んだ青色が広がって 隣に座る君の瞳は澄んだ茶色 灼熱の赤色に草臥れた心をのせ 空っぽになろうと 燃え尽きた寂しさを残しながら 乗り切った夏を秋に変え 僕らはまたひとつ季節を終えた 雲を眺め微笑みだす僕らの幸せ 流されて連なり 遠くへもっと遠くへ夢に浮く...
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posted 2018-10-04 14:17
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
好き嫌いが分かれると思うよ 君の詩は と、言われた なるべく自分をさらけ出し 語っているのだから 好き嫌いは出てくるのだろう それで、あなたはどっち? ……どっちでもない その矛盾もわかるような気がする(嫌い?) 俺にその優しさはないけれど あなたの詩は好きだから読んじゃうよ...
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posted 2018-10-03 09:26
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
せっかちだから一目散に頂上を目指す そこには達成する楽しみだけ または諦め休んで下る もう少し上手に生きられないのか 次は景色をじっくり眺め登ろうとするが やはりせっかちで何も見えていない もったいないもなく 私は今さら亀にも兎にもなれず せっかちに終わろうとする性分なのか...
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posted 2018-10-02 14:54
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
たいしたことのないポジション そこで忙しそうに芝居 なんのための時間の浪費なんだろう 表情の歪んだ芝居をして 俺はこの身体でなにを得るのだろう 疑問が充実へと誘導しても そこがどこだかも分からず また芝居をしてしまう悲しみ 逃げているのではなく生きていく順応 なら…… の先を迂回、往復、戻され 自分...
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posted 2018-10-01 19:20
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
くっ付けた星は輝きませんが…… 希望に満ちて爽やかな感じではなく どちらかといえば僕は何を考えているのか わかってもらえない人間のようです そんな僕も星をあっちこっちにくっ付け いろいろと注釈が出来るので どうにか頑張っていられるわけです この星はとっても役に立って みなさんに「君はそう考えていたの...
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posted 2018-10-01 14:36
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
緑から黒未満にある潤い 抜けて軽くなり時に比例して萌えてゆく 乾くほどに定めを欲しがる人間 色を濃くしながら生き様の示めす葉脈 何処に執着するか 挟み込んだページに潔く身を委ね 此処を見よと潰されながらも 手を振るように印す...
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posted 2018-10-01 06:52
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
どこからだろう 憩いの香りがしてくる その時間をくれないか その一杯の静けさをくれないか それで今日も戦えるのだから どこからだろう 憩いの香りがしてくる 落ち着きを求め 目は細め鼻は膨らみ 香りの元へ足は進んで行く...
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posted 2018-09-28 06:55
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
とある電気屋でPCを買おうとした。欲しい機種は、とある通販より五千円高かった。店員にその旨を伝えると「こちらから五千円分どうぞ」とカタログを渡される。と、いうわけで一週間後に牛肉が届いた。ああ、美味しい、美味しい。PCにはやはり牛肉が付き物でしょう。(実話・詩でない?)...
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posted 2018-09-26 04:31
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
98NOTEというPCでワープロを使っていた ハードディスクもなかったから ソフトのフロッピーを四、五枚入れ メモリ拡張にEMSを使い立ち上がるまで十分ほど ワープロにこだわったのは印刷でき冊子が作れたからだ ホッチキスで束ねた一冊だけの詩集 明朝体の文字が輝いて見えたのを今でも覚えている...