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posted 2012-04-03 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<シリーズ疫病神>と副題が付いていますが、『疫病神』(新潮文庫化)・『国境』・『暗礁』に次いで4作品目が、この『螻蛄(けら)』(平成24年2月1日刊行)です。 エンターティナメントという言葉がありますが、まさにこの作品の為にあるようにと思えるほど、娯楽性に富んだ面白い小説です。 自称建設コンサルタン...
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posted 2012-04-03 03:00
日々是勉学
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らっち
3月の読書メーター読んだ本の数:12冊読んだページ数:2725ページナイス数:24ナイス3秒WEBの解説を読んで、意味が分かった。意味が分からずとも楽しめた。パワーオブテンを思い出した。読了日:03月31日 著者:マルク=アントワーヌ・マチュー自虐の詩 (下) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)下巻を...
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posted 2012-03-31 04:03
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
1996(平成8)年、『蛇を踏む』で第115回芥川賞を受賞され、それ以後も各種の作品賞を受賞されています。 芥川賞作品を読んで以来の、川上弘美さんの作品です。 堅い「刑事物」が続きましたので、恋愛小説で気分転換してみました。 恋愛小説ですが、恋焦がれるという若い男女が織りなすたぐいではありません。 ...
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posted 2012-03-29 04:39
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
今年の読書(41) 『警官魂:激震篇』 に続く後半です。 誘拐された本部長宅に戻った三島は、本部長の捜査方針を暴露することにより、犯人側との接触を保ちますが、本部長の命令に逆らえない県警の同僚たちに邪魔されて、思い通りに誘拐された娘を救出することがでません。 一度誘拐犯たちと立ち向かいますが、同僚の...
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posted 2012-03-28 06:08
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
女料理人<澪>を主人公とする<みをつくし料理帖>シリーズも、前作の 『心星ひとつ』 に次いで7巻目になりました。 前作では、秘かに心を寄せている御膳奉行<小松原(=小野寺数馬)>との縁談の手順がまとまりかけていたのですが、料理の世界を捨てきれない<澪>は、読者の予想通り(小野寺)との縁談を断ってしま...
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posted 2012-03-27 19:38
季節の匂い
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紫
最近、忙しくて、全く本を読む気にならない心境です。 その時に、大好きなシリーズの第四弾が出ているのに気が付きました。 2009年11月に第三弾の『木練柿』 を読んで以来、2年以上が過ぎました。 待ちに待った新作です。 寝る間も惜しんで、忙しいながらも、三日かけて読みました。 やっぱり、面白い!! 『...
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posted 2012-03-27 08:00
カイの家
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hiro
明治時代の陶磁器における帝室技芸員、三代清風与平に関する本が今月発売された。同じ明治の帝室技芸員である眞葛香山の本はすでにいくつか出版されているが、三代清風与平の本は初めてである。ネットで出たので、さっそく購入した。著者は以前ブログで紹介した「鍋島」の本をまとめた関和男さんである。以前にも書いたが...
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posted 2012-03-27 04:53
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
講談社より、2011年4月に『刑事魂』として刊行されたものが、『警官魂』として改題され、文庫本化になっています。 従来ですと、分冊の場合は(上・下)等の表現になると思いますが、改題と共に、<激震篇>と<反撃篇>との名称がつけられています。 福島県警の裏金作りの協力を拒否続けていた捜査一課特一係のエー...
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posted 2012-03-25 03:37
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
著者は2004年、警視庁警視を退官され、2007年にこの『警視庁情報官』で作家デビューされています。 これは同シリーズの三作目にあたりますが、(文庫書き下ろし)作品として発売されました。 前二作のように単行本からの文庫本化ではなく、いきなり文庫本での発売、確実にファンが増えている証のようです。 第一...
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posted 2012-03-24 04:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
2010年第5回ポプラ社小説大賞を、受賞した作品です。 著者の齋藤智裕さんは、俳優:水嶋ヒロとして活躍されていました。 自殺しようと廃屋の百貨店の屋上から飛び降りようとした大東は、臓器移植を扱う京谷という男に助けられます。 どうせ死ぬならきれいに死んで、なおかつ臓器提供の見返りとしてお金も入るという...