今年の読書(41)『警官魂:激震篇』松浪和夫(講談社文庫)
Mar
27
従来ですと、分冊の場合は(上・下)等の表現になると思いますが、改題と共に、<激震篇>と<反撃篇>との名称がつけられています。
福島県警の裏金作りの協力を拒否続けていた捜査一課特一係のエース三島は、本部長に楯付いたことで、警察学校の教官という閑職に追いやられていましたが、本部長の娘が誘拐されたということで、理解ある上司の声がけで、特一係に臨時的に戻ります。
本部長は、警察の体面と保身の考えで娘の命より犯人逮捕を優先させる捜査を進める指示を出しますが、身代金を抱えて誘拐犯に引きづり回された揚句、怪我をした母親を助けることにより、三島は犯人を取り逃がすミスを犯してしまいます。
本部長は、約束通り捜査ミスを犯したのだからと再度三島に辞職迫ります。一度は諦めた捜査も、ネゴシエーターとしての役目を果たすために、再度捜査現場に復帰して誘拐犯と立ち向かうところで<激震篇>は終わります。
警察の裏金作りを告発しようとする「警官オンブズマン」の三島との接触もあり、<反撃篇>はどのような結末になるのか、三島の動向と共に楽しみです。
Posted at 2012-03-27 05:10
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Posted at 2012-03-27 14:14
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Posted at 2012-03-27 08:11
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Posted at 2012-03-28 00:52
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Posted at 2012-03-29 09:12
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Posted at 2012-03-30 01:24
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