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posted 2016-04-15 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
建築設計を生業としていますので、副題の「周防国五重塔縁起」という文字に興味を持って読んでみましたが、寺院建築に関しての大工と木造建築の用語が散りばめられていて、面白く読み終えれました。 本書が著者のデビュー作品であり、取材に14年、執筆におよそ4年、推敲に1年を費やし、89歳の作品と知り、驚きを隠せ...
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posted 2016-04-11 01:15
ギター余話
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Toshiaki Nomura
今日は朝は曇ってましたが昼頃から晴れだしました。 しかし、風が強いですね。 昨日からは一転して寒い!! この本を読み終わりましたが、 結構やばいって感じの本ですね。 刑事が未解決事件を追っていく話ではあるんですが、 現代の労働社会を鋭くえぐってるんですね。 すでにそこまで来ている現実って気がしました...
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posted 2016-04-09 22:04
日常のつぶやき~この庭と草木
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moon
弥勒シリーズ第6弾。 ◇内容紹介◇ この苛立ち、この焦燥、この憎悪、この執着。痺れる、江戸に生きる男たちの物語 剣呑で歪で異様な気配を纏う、同心木暮信次郎と商人遠野屋清之介。 互いの存在に揺さぶられ、激しい情動に疼く二人。 彼らの中に巣くう何かが江戸に死を手繰り寄せる。 ひとりの男の死から、二十年前...
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posted 2016-04-07 05:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
副題の「警視庁情報分析支援第二室<裏店>」は、迷宮入りした事件の資料が捜査継続中という名目のもと各地から送られてくる部署で、そこには変人キャリアの<安孫子>警視正ただひとりが所属している部署です。 本書は 『炎上』 に次ぐ<安孫子>を主人公とする第二冊目に当たり、五つの事件が収録されています。 相も...
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posted 2016-04-05 05:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<新・古着屋総兵衛>シリーズとして、前作第8巻目の 『安南から刺客』 に次ぐ、第9巻目が本書です。 前作で江戸に戻った<大黒屋総兵衛>は、川を挟んだ向かい側の炭問屋「栄屋」の屋敷を買い取り、古着市の会場に使う算段をしながら、橋の架け替えに乗じて二つの屋敷を繋ぐ秘密の通路の算段を進めていました。 そん...
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posted 2016-04-03 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<新・古着屋総兵衛>シリーズとして、第一巻の 『血に非ず』 に始まり、長年の宿敵薩摩藩との和睦が進んだ第七巻の 『二都騒乱』 まで読み続けています。 人気作家のシリーズですので、書店で急に入手できないことはないと安心していますが、ようやく第八巻目として読みつなぎました。 京都に出向いていた<大黒屋総...
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posted 2016-03-30 05:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書は、(集英社文庫)として前作の 『マスカレード・ホテル』 に次ぐオリジナル文庫本です。 中短篇4篇が収められていますが、「ホテル・コルテシア東京」のフロントクラークとして勤め始めた<山岸尚美>を主人公とする『それぞれの仮面』や『仮面と覆面』、警視庁の捜査一課の新米刑事として上司の<本宮>と組み、...
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posted 2016-03-29 05:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書は2013年上半期・第149回の「直木賞」受賞作品です。 短篇7篇が収められており、北海道の釧路湿原を見下ろす場所に建つラブホテル「ホテルロイヤル」を舞台として、ホテルの経営者、その家族、従業員、出入り業者、そしてホテルを利用する男女に繰り広げられる心の機微を、鮮やかに描き出しています。 あまり...
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posted 2016-03-27 05:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
タイトルの『ぬけまいる』は、江戸時代に伊勢神宮に雇い人や家族に断りもなく参拝しても、お咎めが無かった「抜け詣り」(御蔭詣り)から付けられています。 登場するは、若い頃に「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれた28歳の、<お以乃>、<お志花>、<お蝶>という江戸娘三人組です。 それぞれに個人の悩みを持ち鬱積した日...
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posted 2016-03-25 05:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
1997年『蒼龍』で「オール読物新人賞」を受賞して作家デビュー、2002年『あかね空』で「第126回直木三十五賞」を射とめている著者です。 本書は二部に分かれており、第一章は『天理時報』(天理教道友社)、第二章は『時字随想』(読売新聞)と『1194』(三井ビルテクノサービス)に書かれたエッセイ集です...