English日本語

Hashtag Search

Search results for "#詩"
  • 日めくりに栞を

    私の一日はまだ終わっていないが 日をめくる時計 二十四時間では足らない日々の ゆとりが忙しさにくっ付いて めくられてしまう 現実を味わって過ごせる 心のセンスは乏しく 人生のデッサンは線がはみ出し ガクンと落ちて眠りに就く 目覚めれば未練の布団から いざ出陣なんて気合を入れて まだ寒い桜の下 私が冴...
  • 男兄弟ってやつは。。。

    男兄弟って、そんなものなのか。 父が亡くなる前に病室で兄と会う。十五年ぶりの再会であったが、気まずい理由はなかったはずなのに疎遠であった。痩せていた兄が太っている姿を見て、時の経過を感じた。住んでいるところも車で四十分ほどしか離れていないはずなのに、こんな場所で会うのはなんだか親に申し訳ない気がして...
  • 朝空からふる輝きを

    暗い心持ちを照らす朝の輝き ふざけてくすぐられているような ちょっと照れくさいけど 嬉しい気持ち わかってくれますか 昨日と今日は一日を過ごしたぶん 私の中で何かが違っているのだろうと 探ってはみるものの 空模様の違いほど はっきりとはしていません とてもごちゃごちゃして 見えているもの 見ようとす...
  • 月の詩人たち

    今宵も僕のように 上弦の月を指さしながら 何人もの詩人が 幻想の夜空にいるのだろう 生活の糧になる訳でもなく ただ価値観はよく解っていて 月の色を想像せずにはいられない 声を出して笑う楽しみではないが 充実を得る静かな楽しみはある 向き合ってもいないのに 視線を感じてしまう精神から 綺麗なモノが通り...
  • ありがとう詩よ

    揺れて怯える僕に 折り合いを歌わせてくれる 鳥がさえずり 浴して伝えるように鳴いている 想像は涙さえ枯らして 向こう側にいるだろう君から 歌う力をいただいて 僕が自由に寄り添っても 破けることのない 紙面はいつも優しく待っている...
  • 淋しき夢から

    淋しき夢に涙した まだまだ弱い空の下 流れるもの冷たさに 噛みしめ鳴った悔しさよ 淋しき夢に涙した 肥やし蒔いた空の下 誰が知ろうかこの孤独 押しては返す鼓動の波よ 淋しき夢に涙した まだまだ終わらぬ空の下 誰が笑うかこの孤独 誉れ消し去り躍動の人よ...
  • サラリーマン/雨の露天風呂を満喫

    土曜日の仕事は午前までから 週休二日制になって何年経ったろう でもルール通りには行かない 出張したのなら午後は観光だ サラリーマンは気楽な稼業であって欲しい 雨の露天風呂 首までつかり天を仰ぐ 顔だけにぽつんとぽつんと落ちてくる 子どものように口を開け 雨を飲み込んでみたりすり 都会じゃなければ許せ...
  • 天然天才詩人

    僕は三日に一回ほど 天才だねと言われる でもそれは天然という言葉と 聞き間違える自意識過剰 今日も言われた 君はやっぱり詩を書かせたら天才だね でも言われた言葉の天才を天然に置きかえると 君はやっぱり詩を書かせたら天然だね これって褒め言葉なのだろうか 天才とか天然とか僕にとっては関係ないけど、と表...
  • 海が見えています

    波は穏やかな感情の起伏 心のどこかで津波を回想させ あの悪夢の表情がどこに潜んでいるのか 不思議な気持ちで揺れる反射 優しい光を追って まだ冷たい風に吹かれています 自然の力で私たちは 生かされたり 死に押しやられたり 人間に踏まれる小さな虫のように やはり無力でか弱い存在 私たちは感情に揺られる生...
  • 僕のスター

    どんな時でも 生きていくスタンスは超まっすぐ 君の輝きはグイグイ刺さってくるから 痛いくらいに眩しいよ ほんとうのスターは身近にいて スクリーンの中では現れない 君は弱い僕に お前らしくやればいいじゃないか 俺は応援しているぜ 頑張れよ 君はどんな景色を見て どんなことを思って ひとを見てきたのだろ...
  1. 100
  2. 101
  3. 102
  4. 103
  5. 104
  6. 105
  7. 106
  8. 107
  9. 108
  10. 109

Page 105/318