English日本語

Hashtag Search

Search results for "#詩"
  • 下弦の垂れる抽象風骨

    月から滴り落ちる悲しみ 遠い過去に貼られた 臆病の言葉を剥がせない夜風 解っているのさ 時空に張り巡らせたトラップが 自分の虚言によるものだと 吐いて踊る明日の音楽隊 響き割れる髑髏の行進 タッタラッタ タッタラッタ 沈んでゆく歓喜の叫び 干からびた指先 後退に消滅してゆく者達の儀式 発射される護衛...
  • 私という作品

    死ぬまで毎日 詩は書いているのだろう そう思っていた そのこだわりは つまらなく感じたのである 今日は 一作も詩を書かなかった 途切れた時 何かが起きるんだ そう思っていた ごはんを一日食べなかった それぐらいのことだった たいしたことはない 一日 詩を書かなくても 私という作品は 途切れることなく...
  • 詩の祭りだ祭りだ。。。

    埼玉詩祭
  • 遺書という防波堤

    遺書は手書きだろうか ワープロ打ちか 布団の中で悩んでいる やはり最期の証となる 重要なものになるだろう それを下手な手書きでは あっちから笑い声が聞こえそうだ ワープロ? ん〜 素っ気ない 誰でも同じような字になり しかも文書力がないから あっちから笑い声が聞こえそうだ ああ 俺はどうして笑われた...
  • 動けない

    動く景色 俺は止まっている まだ何処へも向かっていない 何処で降りる? いつでも進める足がある怠惰 俺に足があるとは言えない 動かずに生きている死んでいるようなモノ どうしたら一歩が踏み込める どうしたら生きていると言える 俺の何を打破すれば 動く根拠が芽を出すのだろう...
  • 僕らはダンボール箱

    みんなカタチも大きさも それに厚みもそれぞれちょっと違う 社会というナカミを入れられ 生きて行くわけだが それはたいへんなことなのだ 僕らは丈夫でなければならない でもすぐに壊れてしまうのだ ダンボールの素材では濡れたり 押されてしまえば 精神のように弱かったりする ナカミを漏らしたら 使いモノにな...
  • さあ

    ひひひひ ひんと笑って 暗い世界から脱出するのさ ずずずず ずんと押して 新しい力に目覚めて出発だ ぐぐぐぐ ぐんと伸びて 知らない景色を見にゆくよ らららら らんと歌って 風に吹かれ揺れ揺れながら...
  • 詩人の正体(あるひとつの考察)

    詩は文学であろうか 詩は学問であろうか 詩は芸術であろうか 詩を書く者は誰であろうか 個人に帰する道徳のフィールドから 共有可能な最小の心象を表現 人間として バランスを得るための 対人との折り合い 自身の折り合い 如何なるものなるか 如何に洞察するか 心中模索から 捻出された労りを結晶させ それら...
  • 檻檻(おりおり)の話

    「可哀想だな、ずっと檻の中で」 ゴリラに言った 「貴様こそずっと檻の中じゃないか」 ゴリラが言った 「そんなことない。俺は檻の中にはいない、自由だ」 「貴様、何か勘違いをしているな。 わしと比べて自由などと考える時点で、 自由な心がすでに檻の中にある」 「何をゴリラのくせに偉そうなことを言いやがる」...
  • 帰宅の迂回路

    暮れゆく車窓のスペース 自由が紅く染まれば どんなくだらない一日も 許せる気がして見つめている 行き先のない夜は 何も持たずに彷徨うがよい 偶然のエピソードなんて要らない ただ誰にも邪魔されず 歩くことさえ出来ればそれで 曖昧な時間が壊してくれるさ 巻き込まれたい 冷たい風を感じながら 言葉は煩わし...
  1. 93
  2. 94
  3. 95
  4. 96
  5. 97
  6. 98
  7. 99
  8. 100
  9. 101
  10. 102

Page 98/318