「硫黄島からの手紙」を見て・・・・。
Jan
11
アップが今になってしまいましたが、
考えさせられる映画でしたよ。2時間強の時間が、あっ!という間に過ぎてしまって、
なんだかずいぶん短く感じました。全体は、洞窟と岩と砂浜のためか白黒映画のようでした。
女性は主人公の妻役と犬を殺される母親役の二人だけ・・・・。はじめから終わりまで、
洞窟の主人公をめぐる兵隊達の心理の動きを追っている感じでした。
派手な戦闘場面はほとんどなく、
戦争映画にありがちなスペクタクルもほぼないですね。見てて思ったのは、
こんなもう最果ての小さな島の戦争で、
誰にも後はないわけですが、
そんな状況であるにもかかわらず、
疑りやセクト主義が起こるということの疑問です。
戦闘が始まれば、軍規違反はあたりまえのように横行します。
大変なのは一番下の兵隊達ですね。客観的に見てるから思うのかもしれませんが、
あまりにも卑小な上官たちの様子にあきれてしまいました。
こういう人たちの下で死にたくないな・・・・、
と、思いましたよ。映画なので多少なりともデフォルメして描いているとは思いますが、
陸軍と海軍の当時の資料を読んでも、
考え方の違いは大いにあったことを考えると、
こういう場面もあったと思えます。戦闘で一挙に殺される兵隊達、
米軍の火炎放射器はものすごい威力ですね。
一瞬で人間バーべキューです。降伏して捕虜になってから殺される兵隊。
主人公は生きて捕虜になって無事でした。
見ていて極限状態で最後に残るのは運だけという気がしましたよ。一万数千の兵隊の上にたって、
死地の作戦をとらざるをえない、
栗林中将の苦悩は大変なものじゃなかったかと思います。最後はむなしさだけが残りましたね・・・・\(--;)。今や日本の防衛庁が防衛省に格上げになって、
いよいよまた来るかなという感じです。
日本の核武装も視野に入ってきた気がします。安部総理は、岸信介元総理の直系ですからね。
完璧な右派思想の持ち主ですよ。
憲法改正も現実のものとなってきたし、
自衛隊の国防軍化も予定に入ってると思われます。
なんか、きな臭い時代が見えてきましたね。My Home
Posted at 2007-01-11 17:12
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Posted at 2007-01-14 15:40
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