PDCAと抽象化
Oct
29
なぜそうなるのか。「C」のときに、具体的な個別事象をとりあげたまま「A」にいくからである。どういうことかいうと、「C」のときに問題だよー改善しないといけないよーという事柄はどうしても具体的な個別事象になるのだが、そこから「A」にもっていくときに、その個別事象に対してのみの「A」を行うので、結局また似たような問題が発生して、何のためのPDCA?ということになる。
「C」で具体的な個別事象を上げていくときに、メタ思考で具体的な事象に共通していることは何か?という抽象化を一度し、今度「A」の時にその抽象化したことを再度具体的な対策としてアウトプットすると、全体の仕組みにメスを入れることができる。
この具体→抽象→具体をやらないのでPDCAが回っているという実感がないのである。さらに、認証機関の審査をうけていても、要求事項を満たしていれば不適合とすることはできず、上記のような内容はコンサルティングに値するので、何らコメントもできない。
具体→抽象→具体を繰り返しメタ的思考で仕組みを見ることによって、どこが脆弱なのかにフォーカスし、そこを徹底的に改善することによって、仕組みはスパイラルアップしていく。みなさんのPDCAはどうですか?