ニュースで日本人 グランドキャニオンで熱中症で死んだ、 爺さんもこのカリフォルニアで、二回ほど死にかけた。 四十年ほどまえに、サウスリムから、何の考えも無く、コロラド川に向かった、 行きは よいよい 帰りはこわい、 グランドキャニオンは山と違い 帰りが 上り、行き 帰りで二千メートル以上の高低さ、そして、 四十ど以上の気温、行きは、ミュールの糞をよけて歩いていたが、 帰りは、そんなもの おかまいなし、足の歩幅のままあるく、 道中のところどころに、休憩所があるが、一歩を踏み出すのが、暑くて大変、 何とか、クーラーの効いたホテルにたどり着いたが、暫くは、動けなかった。 次は、北米で高い山、四千メートルを越える ウイットにー山に上った時 朝、天気は、快晴 リッジルートの下から出発、簡単に帰れると思い カメラと水だけを持って その他の 寝袋 テントはおいたまま、 キャンプ地から、急斜面を登り、ジョンミューアー トレイルの稜線に着いた 山頂まで、もう少しの所で 天気が 急変、雪が降ってきた、 これは、ヤバイと思い、下山、メガネが曇り前が良く見えない、 何とか、キャンプ地にたどり着いたが、雪に覆われ 何処に 荷物を置いたか 発見できない、気温は下がり、少し暗くなってきた、瓦礫で、身を隠す場所もない 翌日の新聞に 日本人が山で死亡と 載ると思った、 あわてずに、少し高台に上った 下を見ると、かすかにトレイルが、何とか、 荷物を発見、事なきをえた、 爺さんの趣味は、リモコンのグライダーを飛ばすこと、山のてっぺんから そよかぜで、見晴らしも でも グライダーが墜落、 回収のため 急斜面を、山のうえからだと解らないが、下ると 意外と 雑木は高く、足元は悪い、 ちょっとしたことで事故が いい写真を撮ろうと 柵を越え バランスをくずし ナイアガラの滝に落ちた人が、山で、いい眺めを見ている時に 時折 強風が 簡単な山を下り、でも 断崖に 上も下もいけなかったり、危険がいっぱい。