一昨日、小学5年生にて算数の校内研修で授業をしました。
私は少人数指導の職員なので、自分の学級を持っていません。
なので、普段授業に入っているクラスを借りての授業です。
今年度は、職員が1人1授業を目標にして取り組んでいるもの。
ただ、普通の授業中に行うので、来れる先生が参観するという形式。
しっかりとした学習指導案も作成しない簡略した校内研です。
とはいえ、略案は作成し、参観の視点とともに、
先生方には事前にお伝えしました。
今回は「単位量あたりの大きさ」の1時間目(全4時間扱い)。
この単元の後に、一番の山場である「割合」を控えていて、
「割合」に繋げるための重要な単元にもなっています。
授業内容は、どの部屋が一番混んでいるかを数値で比較できることを知ること。
導入として、電車内の様子を電子黒板で写しました。
「混みぐあい」ということを掴んだ上で、教科書の題材へ。
さて、「割合を指導するのは難しい」という声をよく耳にします。
割合に関する公式があります。
割合=くらべる量÷もとにする量
としてだけ覚えているような気がしています。
実は「くらべる量=もとにする量✕割合」という考え方を
小学2年生で学習をしています。
用語は出てきていませんが、かけ算で練習をしています。
「1本100円のペンを3本買ったら、いくら(何円)?」
わり算も小学3年生で学習をしています。
「3人に12個のアメを分けます。1人分は何個?」
上記のことを、授業研で児童にも話をしました。
子どもたちも、妙に納得していました。
ポイントは
①「1単位量あたりの大きさ」=もとにする量に注目すること。
②割合は、何倍、いくつ分に置き換えられること。
③関係図や線分図と式を結びつけること。
これまで学習してきたことを、上手く結び付けられると
公式も「使える公式」になっていくと考えています。
これから割合に入っていくので、
子どもたちや先生方にも、丁寧に伝えていこうと思います。
さあ、頑張るぞ!