Jul
26,
2012
情報利用力格差
我々の山行きの情報伝達は
紙>電話>FAX>メールと変化してきましたが、ここに来て
様々な障害が起き始めました。
筆頭は電話連絡です。
電話が宅電から携帯に変わり、「連絡がとれない率」が急上昇!
宅電なら、家族への伝言で事足りますすが、携帯電話は
「出ない・出れない・留守録なし」が増え、情報伝達の手段として
黄色信号です。
同様にメールも「読んでいない」が増え、肝心の連絡が徹底しません。
少人数ならまだしも、人数が増え、天候その他で予定や携行品に
変更が生じた場合、かなり厄介な事になります。
以前は、「決めた事は実行」でしたが、これでは危険が伴う事も
あり、臨機応変に変更をすると上記の障害が待っています。
そこで最近はSNSの利用が中心となっています。
Facebookの「グループ」機能を使用して、伝達の徹底を図っています。
大きなメリットとして「いいね」を押すことで既読とするなどの取り決め
をすれば「連絡漏れ」が速やかに捕捉出来ることです。
また、コメントを参加者が共有することで、様々な利点が生まれます。
携行品のダブリ、食料の調整など従来の伝達方法では徹底が困難
なことが、いとも簡単に可能となりました。
さらに、過去データや重要なノウハウは共有ドキュメントとして利用が出来
蓄積すれば極めて便利で安全確保が可能なデータベースとなります。
問題はこのシステムを利用出来ない、する気の無い方々です。
面倒とか、よくわからない等の理由で参加されないと、だんだん
足が遠のく結果となります、参加しても事前の情報共有が無いので
無駄や「空気が読めない」状態となってきます。
やはり、時代の流れというか、周りに環境に適応しないと、趣味の
世界からも取り残され、「単独山行き」等のリスクを負うことになる
恐れがあります。
※写真はFacebookのグループ画面
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