Apr
9,
2018
耐久試験開始
開始です。
熱平衡は30分程度あれば充分と思われますが、実際の運用ににおいて
の問題をチェックするための耐久試験です。
※熱平衡とは、加熱と放熱のバランスがとれ、温度が一定となった状態を
指す。この温度が高いと機器に悪影響を及ぼす、平衡がとれないと一般的
にはオーバーヒートとなり焼損・破壊に到る。
今回の場合、筐体の放熱と周囲温度が密接な関係にあり、現場での実験が
が重要。
終端抵抗は10Ω100w、以前は10Ω20wで容量はクリアしていましたが
長時間放置するには、いささか心もとなく、容量を100wにアップして
実験再開です。
中継端子内にはプリント基板が使われており、これがType4のMax電流
0.5Aに長時間耐えられるかのテストで、実際の通過電流は安全値200%で
1.00Aを全線に流します。
電流による発熱量は 電流値の二乗と抵抗値と時間の積で算出出来る。
LANケーブルや中継端子の内部抵抗は極小であるが、決してゼロではない。
製品によっては不具合があるかも知れず、中継端子の様に接触部分や
プリント基板が複数存在する場合は予期せぬ脆弱部があるかも知れない。
これは理論値ではなく、実際の試験において問題点の存在の有無を追求
する試験です。
中継端子内の全回路に1.00Aが常時流される構造となっており、もし
発熱や異状があれば、Type4での使用禁止のダメ押しが出来ます。
LANケーブルはPoE Type3/4でもAWG23であれば、距離制限はある
ものの、使用可能であることは実証されていますが、中継端子に関して
実験データは私の知る限り存在しません。
中継端子はPoEでなくともデータ伝送での挿入損失ががあり、Giga
での使用はすべきでは無いと考えておりますが、実際の現場では、
中継端子の存在は物理視認しか出来ず、もしフリーアクセス内ならば
発見は不可能に近くなります。
※Fluke社のテスター(かなり高額)を使用し、特別な試験方法を
行えば高い確率でその存在は確認出来ますが、通常の試験方法での
発見は無理です、そもそもこの特別な試験方法は中継端子の発見などは
目的とされておらず、表示される値と距離で、その存在を類推する手法
であるため、中継端子があるかも知れないと事前の想定がなければ
見落とします。
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