🌹あなたは医者をやめなさい👨⚕️健康診断(γ-GT)
Aug
22
■
①肝臓の解毒作用に関係する酵素。たんぱく質を分解する。
②アルコールなどを分解する肝臓の作用に関係している酵素。
※アルコールを飲んでいないのに高い?→アルコールを控えて、という軽率な判断をしないこと。
■基準値::50U/I以下(男性)
■高くなる原因
①アルコールが原因の場合
肝細胞に存在するγ-GTが血液中に出てきて特異的に上昇し、
基準値の数倍から10数倍の高値になります。
これは、アルコールが肝細胞のγ-GT合成を刺激するため。
アルコール性脂肪肝では、γ-GTのほかにAST、ALT、LDH、さらにコレステロールやトリグリセリドも高値になりますが、
アルコールが関係しない脂肪肝(食事性や糖尿病性)ではγ-GTの上昇はごく軽度です。
アルコール性肝障害の血液検査結果の特徴
・ASTとALTの比が2以上となる
・上昇したとしてもASTは500まで、ALTは300までと中等度にとどまる
・γ-GTPはとても高くなりうる(1000以上になることも少なくない)
・ALPは正常上限の3倍までにとどまる
血液検査の結果がこれらの特徴を持っている場合、アルコール性肝障害の可能性をより強く考えなければなりません。
②胆道系の病気が原因の場合
胆道炎や総胆管結石、腫瘍などで胆道の内圧が上昇するときや
胆汁うっ滞などでは2~3倍の高値になります。
胆汁うっ滞、薬物性肝障害、脂肪肝など。
③向精神薬、抗てんかん薬、睡眠薬などの一部の薬剤
■禁酒と評価
禁酒すると下がる→一過性のアルコールが原因
禁酒しても下がらない→アルコール以外の原因がある
アルコールが原因の場合
→健康な人は、一時的にγ-GTPの数値が上昇しても、すぐにもとに戻る
→禁酒すれば2週間ぐらいで半減。
アルコール性肝炎、アルコール性脂肪肝→2-3か月の筋腫が必要。
アルコールに関係ない場合
→非アルコール性脂肪性肝炎(アルコールに関係なく肝臓に中性脂肪がたまり、それが原因で起こった肝炎
■疑われる病気
アルコール性肝障害、閉塞性黄疸、胆石症、肝炎、急性膵炎 等
■検査
血液検査(肝炎ウイルス)、腹部超音波など。