中学生の時の友達は
とてもアイドルと恋愛に熱心で
恋愛小説を推してきた
他の友達も恋に忙しくしていたな
きっとまわりも
そういうお年頃だったのだろう
うっかり夕方忘れ物を校舎に取りに行くと
こっそりデートしているカップルに
出くわしてしまうなんてことも
多々あった
気まずかった…
自分はまだ幼かったのか
全く恋に興味は抱かなかった
はて、彼女の貸してくれる本は
とても内容が軽くて
朝の会が終わって
一時間目の休み時間には
朝借りた本が返せてしまった
恋に全く興味の無い自分には
心に響く事もなく
さらっと流せてしまったのだろう
読むのが早すぎると言われて
何度か読み返したりもした
授業中は学校図書館の本を読んだ
中でも集中して読んだのは
赤川次郎
登場人物と自分の名前が似ていて
親近感を持って読んでいた
この頃から少しずつ
感情移入しやすくなったのかもしれない
部活の先輩ではない先輩もできて
先輩から借りた本を読んだりして
仲良くもしていたけど
途中で喧嘩してしまって
今思うと本当に
青臭かったなぁと思う
記憶に残る文章は文化祭にて
隣のクラスの展示であった
近隣の高校の生徒手帳
仏教系の高校の生徒手帳に
校則だけではなくお経がのっていて
声をあげて友達と読経したりしていた
この時期一番読んでいたのは
参考書かもしれない…
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