前年、石川さゆりが唄う「津軽海峡冬景色」が大ヒット曲となっていた。私も冬の津軽海峡を見てみたいと思っていたのかもしれない。それと、下北半島にある尻矢崎に厳冬下放牧されている日本原種の「寒立馬(かんだちめ)」も撮りに行きたいと思っていたので、年の暮れに上野から歌の通り夜行列車に乗り込んだ。青森行きの夜行列車は幾つかあったが、撮影フィルムから奥羽本線経由の「寝台特急・あけぼの」で青森駅に着いた様だ。曇り空であったが雪は無かった。長い通路を通って連絡船乗り場に向かうのだが、歌にある情景そっくりの光景と巨大な青函連絡船に驚いた。宇高連絡船の様な内海を航行するのでは無く、津軽海峡を渡るのだからもっともな事ではあるのだが… その当時の石川さゆりの「津軽海峡冬景色」: https://youtu.be/BhSQI0AiSy4 青函連絡船 洞爺丸の出港を見送って、漁港へ向かった。漁船には漁り火が付いている。夏から秋にかけてイカ釣り漁に使うのであろう、瀬戸内の漁船と比べて荒々しい船体にカメラを向けた。 現在、撮影から40数年経ったが、撮影したモノクロームフィルムとリバーサルカラーフィルムはあまり色褪せる事なく残っている。最近は画像処理ソフトなども良くなって来たし、このコロナ禍の中で自由に撮影出来なくなっているので、過去の写真の整理をしつつ当時の足取りを探ってみたいと久しぶりにブログルを書いている次第です。続く 青函連絡船 摩周丸をバックに 石川さゆり 「津軽海峡冬景色」: https://youtu.be/UUDXgxFmJOU
Posted at 2021-01-13 13:49
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