自己基盤が揺らいでいた
Nov
9
その内容は、高齢でITリテラシーが低い同業者への厳しいご意見だった。
その話を伺った時、私は、「正論かもしれないけど、相手の想いを汲んだら、優しい行動もできたし、それをしたところでどんな損をするのか」と、
頭の中で、発言者への責め心を持ってしまった。
一方で、その責め心が湧いてくる自分自身に、2日くらいモヤモヤしていた。感情(自己基盤)が揺らいでいたのだ。
発言者の職業は、コロナで大きな打撃を受け、小さくなった市場のパイをもろに奪い合わざるを得ない状況にある。
発言者は、コロナの前から、顧客への最高のサービスを提供するために、絶え間ない努力を積み重ねてきたという自負があり、自分に対しても厳しい。
コロナ禍が続き、状況がなかなか好転しない中で、より他人への視線も厳しくなっているのであろう。
相手の置かれた環境や普段の振る舞いまでしっかり考えたら、自分の心に浮かんだ、発言者に対するちょっとした責め心がふっと無くなった。
これが、コーチングで一番大事にしている、常に中立的である自己基盤というやつだなと合点がいった。
コーチングのお客様であれば、そのような厳しい発言の奥底にある自分の感情に気づいていただく質問が必要な場面だ。
常に自己基盤が安定して、中立的であり続けることは簡単なことではない。それでも、少しでもモヤモヤしたら、意識して視野を拡げてみる。そういったマインドを整える訓練がコーチには必要だと感じた。
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☆銀座コーチングスクール 認定コーチ
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小川理恵(おがわりえ)
streeeam代表
働くあなたに笑顔と未来を届けるパーソナルコーチ
中小企業バックオフィスコンサルタント
HP
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