トップは、フィードバックを求めてコーチをつける
Mar
6
コーチングのスキルの一つに、“フィードバック”がある。
目的は、クライアントの気づきを促すことにあり、
クライアントの話を聴いて、感じたこと、見えること、聞こえたことなど
五感で捉えたことをそのまま伝えることが、フィードバックだ。
「そのまま」という中に、忠告や批判や評価や強制は入らない。
だから、相手の許可を得ることと、Iメッセージで伝えることが大事になる。
テキストに書いてあるようなことを、そのまま記載しているようになっているが
最近、このフィードバックのスキルには、相当高度なものが求められるなあと
感じたので、ブログに書いてみることにした。
中小企業の経営者のコーチングを行っていると、時折、
経営者が話している内容に、
「うん?それはどうなんだろう?」と
直感的に違和感を感ずる場面に遭遇することがある。
違和感というのは、
「それは、経営者としての最善の考えなんだろうか?」とか
「全体最適になっているのだろうか?」
という視点に照らした時の違和感だ。
そうした場面は、コーチとして、クライアントに気づいてもらいたいものがある時
なのだと思う。
その際に、どんなフィードバックを返すが、よいのだろうか?
私は、クライアントの中に何が起こっているのだろう?と必死で考え、
結構気を遣って、冷静にロジカルに対応しようとする。
時には、頭の中にある知識を持ち出して、理論的に話すこともある。
それも一つの方法だと思うが、それだけだと、相手の気づきや納得感に
もうひとつインパクトが足らないなあと感じるのだ。
だったら、どうするのがよいのか・・・
クライアントを大切にするのであれば、
自分の感情をそのまま伝えてもよかったのではないかと
スーパーバイザーからご指導をいただいた。
言葉を選ばなくてはいけないし、どういう表情で伝えなければならないか
などを考えると高度なスキルが必要だし、怯まない気持ちも必要だ。
相談相手がなかなか得られない環境にいるトップがコーチをつける理由は、
フィードバックをもらえる環境に自らを置くことの必要性を感じているからだ。
客観的に、経営者としてのあり方を問うてもらえることにベネフィットを
感じている。
だとしたら、いかに質の高いフィードバックを提供できるかが
コーチの価値に繋がる。
それが、経営に活かされ、関わる人を幸せにする。
独裁者は、自分にはコーチを絶対につけない。
コーチが活躍できる社会は、健全な社会なのだと、昨今は特に感じる。
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☆銀座コーチングスクール 認定コーチ
☆CBL(コーチビジネス研究所) 認定コーチ
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小川理恵(おがわりえ)
streeeam代表
働くあなたに笑顔と未来を届けるパーソナルコーチ
中小企業バックオフィスコンサルタント
HP
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