カリフォルニアの北、中、南地区と岡山の１０支部から代表、招待客、各流派の諸先生方ら約７０名が集結、四代目宗家坂崎観水師の下で吟を励むことを誓い、初代榧本宗家から脈々と受け継いだ伝統を守り１００年目に向かって一致団結して精進することを誓った。
祝賀会は３部構成で、１部は祝賀吟詠の部で中加地区理事長の大竹穆水師の開会の辞より先亡会員を追悼して感謝の黙祷を捧げた後、本部理事の野見山柔水師の先導による会詩斉唱とサンタマリア支部の加世楊水、出口春水、藤原佐水による祝賀詞そして一般吟詠、師範吟詠、来賓吟詠、宗家吟詠が披露された。
２部は祝賀昼食の部で食前の言葉をUJCC牧師 アキコミヤケストーナー師より頂き近年に無い和やかな雰囲気の中昼食懇親会となる。
３部は横山明水師の司会もと祝賀式典の部に移り祝辞を在サンフランシスコ日本国総領事の川村博司総領事、在フレズノ日本名誉領事のデール池田元判事、南加詩吟連盟会長の新沢鹿龍師より頂き祝賀ムードを一層盛り上げた。
四代目宗家坂崎観水師も挨拶に立ち吟詠によって、精神を高め和を促す「吟以養神」そして観水流錦友会名誉会長徳富蘇峰先生より観水流錦友会におくられた「清吟入雲」飾ることのない素直な美しい声で高々と吟ずることを鍛錬する観水流の指導精神、信条をしてこれからも、会員と共に探求錬磨して吟に精進する旨を述べた。
最後に５０年以上の吟歴の功労者の加世陽水、大竹穆水、末廣正水、野見山柔水、大竹慧水、出口春水、明光儀水、安田陽水に記念品が授与され感涙する。
壇上には親善クラーク盆栽コレクションからの提供の高貴な姿の松の盆栽で創立九十周年の歴史をより一段と栄誉ある式典として添えられた。
閉会の辞として南加地区理事長の池邊剣水師が皆様のご隆盛と今後の会の更なる発展と栄えある９５周年そして１００年目を祈願して参加者は記念品、お土産と一緒に散会した。
観水流米国錦友吟詩会(NPO法人）は、日本の伝統芸能である”詩吟”を楽しく学び, そしてその普及と継承を目的に活動しています。
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