おたすけおじさんの Q14ハーフタンギングの練習方法 のお話 20041017
2004.10.17 今日は、Q14ハーフタンギングの練習方法その1 のお話をいたします。
おたすけおじさんの Q14ハーフタンギングの練習方法 その1 のお話
こんにちは サックス奏者の皆様
一昨日のジャズライブの写真を掲載しようと思いましたが、タンギング説明用の図のほうに差し替えました。 ちょっとライブの写真と録音のお話をします。 ライブには、デジカメを持っていかなかったので、先日新しくしたFOMA P900i の携帯には、カメラや動画も撮れる機能があるので早速使ってみることにしました。 今まではP504 だったので、携帯にカメラの必要性はないと思っていましたが、このようなときは便利ですね。 隣にいた石森の社長には、『あっ盗撮してる』 と笑いながら言われてしまいました。 ホールなどの大きなところでは、係員がとんでくるでしょうが、小さなジャズのライブハウスでは、オーナーやプレーヤーに一言声をかければ、断られることはあまりないです。 録音したいときはプレーヤーに 『サックス演っていますが、勉強のために録音させてください。 あとでCDにしてお渡しします。』 と言えば断る人はいないと思いますよ。 これで、プロのプレーヤーとも友達になれちゃいます。
昨日は、リードを削らないで鳴るようにする方法をお話ししました。 説明が分かりづらいと思い図を書いてみましたが、これからはなるべく図や写真で表すようにしようと思います。
さて、今日は質問が来ましたので、Q14ハーフタンギングの練習方法をお話しいたします。
質問の内容をそのまま紹介させて頂きます。
Q14 : ハーフタンギングの練習方法は? その1
おたすけおじさん様 毎回楽しませていただいております(&参考にさせていただいております)。 NACKと申します。
> ありがとうございます。 NACKさん
さて、私も質問をさせてください。 ジャズの奏法といえば、基本のひとつにハーフタンギングがあります。
このハーフタンギングがどうもうまくできません。 やり方のコツと練習法を教えていただけませんか?
それから、私は日頃、タンギングが強すぎるといわれます。 弱いタンギング、強いタンギング、使い分け方法などもできましたらお願いします。
A : ハーフタンギングは、9月29日のブログにも書きましたが、なかなか文章で口の中を表現するのは難しいですね。 このような内容は、図でも表せないので、もう少しNACKさんの質問を良く読んで解決策を探っていきたいと思います。
通常のタンギングと、レガートタンギング、ハーフタンギングを図に表しましたので、一定の音量でタンギングができるように図を頭に浮かべて練習してくださいね。
タンギングが強いと言われているようですが、私もタンギングのコントロールがきかなくて同じように音の出だしに悩んでいました。 特に低音になるほど難しいですね。
ハーフタンギングは、レガートタンギングができていないとスムーズにできません。 レガートタンギングよりも繊細な舌のコントロールが必要なんです。 まずこの強いタンギングの原因を探って、レガートタンギングについて練習してみましょう。 次のことを注意してゆっくりとやってみてください。
強いタンギングの原因には、息を瞬間に出し過ぎて、破裂音のようになっていることがよくあります。 これは、音を出すときに息を強く出しているためです。 音を出す前から圧力が一定にお腹にかけられていないこともあげられます。 つまり息のいきおいだけで吹こうとしちゃうんですね。
強いタンギングが癖になると聞きづらいし、バラードなどでは格好よくないので、レガートタンギングをまずマスターしましょう。 その後にハーフタンギングの練習をした方が、結果的に早くマスターできます。
● レガートタンギングの練習方法
はじめはゆっくりなテンポからやりましょう。
1.ロングトーンを吹きやすい音(中音のBあたり)を ”mp” の音量で行ないます。
2.レガートタンギングを2拍に1回行います。
レガートタンギングは、音と音の間をあけないように、 トゥー|トゥー|トゥー|・・・ や ダー|ダー|ダー|・・・、 ドゥー|ドゥー|ドゥー|・・・ など、やりやすい発音で練習します。
最大の注意点は、絶対に音の出だしがアクセントにならないように、ヨウカンやおとうふに包丁を入れた後の切れ筋のようになるように練習することです。 (図を参照してください)
*コツは、息の圧力を変えずに出しながら、舌をリードに瞬間的に当てるようにするようにします。 仲間内では ”舌を入れる” と言っています。)
3.次に1泊づつ、8分音符、3連符、16分音符と早くしても、できるように練習していきます。 これは、ブログにも書いたタンギングの練習と同じです。
そうすると、出だしの音もそんなに強く吹かなくても、スパッと音が立ち上がるようになります。
このレガートタンギングができるようになってから、ハーフタンギングの練習に入りましょう。
今日のお話は、ここまでです。
明日は、その2として ハーフタンギングの練習方法をお話しします。
◆ 音の高さ表記は、C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シ でお話ししています。
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ご注意 : ここでお話しすることは、私のジャズサックス人生での経験上のことですので、全てが正しいとは限りません。
いろいろなやり方・奏法・考え方がありますので、参考程度に読んでください。
とは言っても、経験上で間違ったことを書くつもりはありませんのでご安心を
皆様からのご意見も取り入れて、私も勉強していきたいと思いますので、温かく見守っていただければ幸いです。
* サックスを習っている方は、講師・先生の教えを優先してくださいね。
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