復刻版 ビックバンド お話 その4
Nov
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1ヶ月前にサンヨーのICレコーダー ICR-PS1000M を価格ドットコムの最安値店で19.800円で購入できました。
先ほど調べたら最安値が22,800円ですから2千円も最低価格が上がっています。
サンヨーからOEM供給を受けているヤマハのICレコーダーPOCKETRAKは29.759円ですから、基本性能が同じサンヨーとでは1万円も差が出ています。
サンヨーは既に生産中止をしていますので、販売店の在庫のみとなっているので、これから価格がどうなるか?ですね。
他のリアルPCM録音のもので性能が良いものも沢山あり、欲しいものもありましたが、大きすぎて重いし、専用バッテリーで充電器やパソコンのUSBが必要になります。
その点サンヨーは小さくて軽い、電池もエネループ以外でも単3を1本用意すれば録音が続けられるし、電池の持ちもいい、バンドの練習やライブの生録がほとんどの使い方なので、外部マイクを使って手元でON−OFFができることが気に入っています。
今までのMDでは音質の悪いLP3で4時間、このICレコーダーに8GBのmicro SDHCメモリカードを入れていますので、最高音質で10時間以上録音できるので十分すぎます。
いろいろと探していましたが、良い時期に買ったのかも知れませんね。
さてさて、復刻版 ビックバンド お話 その4です。
これは2004年11月1日のブログを見直したものです。
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前回は、ビックバンドでのサックスセクションの役割についてお話ししました。
今日は、サックスセクションのもう少し細かなことについて書いてみたいと思います。
● ビックバンドの秘密? サックスセクションそれぞれの役割は?
リードアルト (1stアルト)
サックスセクションの親分・リーダーです。
メロディーを吹き、ハーモニーのときも一番高い音を吹くのがリードアルトです。 もちろんアレンジにより例外はあります。
リードアルトは、メロディーを歌い上げたり、ダイナミックレンジやビブラートなどを決めて他の4人をリードする、サックス5人のリーダーなんですね。
メロディーを吹くので、一番やりやすいといえば、そのとおりですが、間違えるとすぐに分かってしまうのもリードアルトです。
では、サックスのリーダーとしてビックバンドの中で何を注意しなくてはいけないか、お話ししますね。
1.はっきり吹く
リードアルトは、他の4人を引っ張っていくリーダーですので、フレーズをはっきり吹く必要があります。 そうしないと他の4人がどのように吹いたらいいか分からなくなってしまい、良いサウンドが出ないんですね。どのようにアーティキュレーションを付けるか、ダイナミックレンジを付けるか、ビブラートをかけるか、など全てリードアルトの吹き方で決まります。 セクション練習の時は、この吹き方、フレーズの歌い方を合わせるために、譜面に書き込みを行ないます。 余談ですが、高橋達也と東京ユニオンの譜面を楽屋で見たことがありますが、本当に真っ黒になるくらい、細かい書き込みがしてありました。 プロの方でも、歌いを合わせるために沢山書き込みをしているんですね。
2.リズムを良く聴いて、リズムに乗り遅れたり、早くなったりしない
とにかくリズムに乗ることが大切です。 メロディーを歌い上げると、ついつい気持ちよくなって、遅れる傾向になりますので気をつけましょう。 バラードなどの時は、テンポがゆっくりなので、特にその傾向があります。 この場合は、倍のテンポでリズムを取ると遅れたりしません。 試してみてください。
3.メロディーやハーモニーを吹くときは、音程に気をつけましょう
これは、下手なカラオケを聴かされているのと同じです。 特に目立ちやすい中音のG(ソ)から上の音は注意しましょう。 ベースの音を聞いて音程が分かるようになるのが一番いいのですが、先日も紹介した、ベルに挟むマイクを使うと演奏中に音程が確認できますので、これを使って練習してみるのも一つの方法です。
譜面に書かれていなくてもリードアルトの解釈として、音をしゃくり上げるベンドを付けたり、ダウンをかけたりするのは自由ですが、特にベンドをかける場合は、最後に正しい音程に持っていかないと、とても聞き苦しいので注意が必要です。
4.テュッティの時も、音程を気にしましょう
楽器を吹くときは常に音程に注意しないといけないのですが、ビックバンドの場合は、大人数で音を出すため、誰に合わせていいか分からなくなることがあります。 テュッティ(ブラス隊全員でソリを行なうこと)の場合は、リードトランペットに合わせます。 実は、リードトランペットは、バンドの柱なんですね。 大親分です。 リードトランペットの音程が少し違っていても、一番目立つ音なので、逆らわずに合わせましょう。 練習の時は、やさしく指摘してあげてください。
5.ビブラートは曲想で使い分けましょう
ビブラートをかける時も、あまり大きな音程差を持ってかけると、違うジャンルのサウンドに聞こえてしまいますので、曲想によって使い分けることが必要です。 これは本物の音を聞いて勉強する必要があります。 このビブラートを研究すると、それっぽく聞こえますので、是非本物を聞いてくださいね。
今日は、リードアルトのお話でした。
次回は、まだまだ続く、サックスセクションのお話をしたいと思います。