頑張ろうと思った瞬間 楽しみが苦痛に変わってしまう 進む方向ではない 表現しきれない努力 入り込む集中力からの エネルギーが必要なのだろう 自分と言葉に向き合い 吐き出し切った完成を味わう もちろん納得の一作は 都会で流れ星を見るほどの出来事 しかし過程が輝くほどの充実に 向かう方向を導く まだ自分を裏切れていない 根底にある安心が書かせてくれる
「まだ一月一日が一時間残っていて 僕は悲しみに浸る歌を聴く 負の癒しがとっても大事なんだ この気持ちはわかってもらえないが ミスだなんて思わないんだ センチメンタルとも違うんだ どちらかと言えばチャーミングな感じ」 涙の流れる歓びがちょっぴり辛くって 子どもでもなく大人でもなく 共通しているところはヒューマン 右から左から右から左から 雨が横に降って聴える冬の春が来て 僕は誰かとコミュニケーションしている ほらほら君の霞んだ顔が飛んでいるよ スネアをカラスが突きながら ビューティフルデーとハモっているから お願いお願いお願いと思い 何をお願いしているかも忘れてしまい 僕は泣きながら笑っているんだから この一時間を深く広くあどけなく楽しんでいる クククッンクククッンと君も歓んで泣いて 理屈を説明しているキーボードが カッチュリンコカッチュリンコと踊って 愛だの恋だのが滑り台を滑り込み 僕の脳みそに君の嫌いな好きな言葉が それだけはお止めなさいと貯まりながら 僕は悲しみ浸る歌を聴き 目ん玉は自転しながら公転している幸せ すぐに跨ぐ筈の時間が余る事態にギューと叫んで……